スナック菓子やインスタント食品を良く食べる子ども達
本日は、西岡一さんの著書「噛めば体が強くなる」からお届けいたします。
スナック菓子やインスタント食品を良く食べる子ども達
若者や子ども達の食生活の乱れが指摘されて久しいです。学校の帰り道などで、コンビニにたむろし、スナック菓子などを買い求めている姿を見ても、その乱れはかなり深刻なようです。
1963年に創立され、消費者教育や暮らしの調査研究を行ってきたベターホーム協会は、1998年(平成10年)、中学校の先生を対象に、男女の食生活の調査をしました。その結果は次の様に寒心に堪えないものでした。
- 家庭で料理や片づけを手伝うことがない。78.8%
- 朝食を食べてこない。75.7%
- 家族そろって食事しないので、家庭の団らんがない。72.7%
- 清涼飲料水やスナック菓子、インスタント食品を良く食べる。69.7%
- 食べ物を大切にしない。48.5%
- 夕食をコンビニやファストフードですましてしまう。36.4%
- 一日3回食事するという習慣が薄れている。36.4%
- 栄養のバランスの取り方について知識がない。30.3%
- 食事らしい食事は給食だけ。21.2%
私はこの報告を見て、鳥肌が立つほど驚きました。そしてすぐに思ったのは、一体、親はこの子ども達にどのように接しているのだろうか、ということでした。
親は子ども達のこのような食の状況を当然しっているはずです。それどころか、親が子ども達をこのように育ててきたのではないのだろうか。
親が子どもの頃、待ちはコンビニやファストフードはまず有りませんでした。しかし、今や、これらは至る所にあり、食べ物にあふれています。働く母親が増えた結果、子ども達のこのような食の状況に親は目をつむってしらないふりをしているのであろうか?
最近、子どもが身の毛もよだつような恐ろしい犯罪を犯し、私たちを驚愕させる事件が続いています。この傾向はまだまだ増えるように思われます。また、すぐ切れるような、辛抱出来ない子ども達も増えているようです。このような子どもによる凶悪な犯罪が起きるたびに、テレビのワイドショウなどで、犯罪心理学の専門家が様々なコメントをしています。
私には、この大きな社会問題の背景に、現在の子ども達が食べているものや、その食べ方など、子どもたちの食生活の乱れが関わっているのではないかと思えてならないのです。
子ども達のこうした状況と、この本で私が訴えたい、よく噛むことの重要性の間のギャップはあまりにも大きいが、私は諦めてはいません。
参考文献 「噛めば体が強くなる」 著者西岡一 草思社
世の中が便利になり 例えば24時間営業のコンビに、
ご飯 飲み物 菓子等 これらが家庭の台所を駄目にしてる
ように思える。
一日でいいから 不便な日に、つかってみたい。