MRI体験記~恐怖の閉鎖空間1
先週のはじめから、ずっと頭痛に悩まされていました。
左側の首筋から後頭部へかけて、痛みが続くのです。
その痛みは時には吐き気を催す程になるのです。
午後に入り、仕事も後半になってくると、集中力が無くなり、「これは仕事にも影響しそうだ」と思い、一度検査してみる必要があると判断しました。
その週のジムに行った際、トレーナーに「ものすごく首筋が凝っていますよ」と忠告を受けました。自分としては全く自覚が無かったものだから、ひたすらびっくりしました。
次の日、診療所が休みだった私は、近くの大きな病院へいきました。そこの受付での質問は少し驚きました。
「頭が痛いために、少し診て貰いたいのですが。」
「目眩はありますか?」
「目眩は無いです。」
「では、脳神経外科ですね」
というのは、目眩があれば、脳神経内科で、無ければ脳神経外科なのだそうです。
これだけが原因ではないと思うのですが、大まかな判断基準にはなるということです。受付でいくつかの判断基準を各科が受付に知らせておいて、最初はどんどん振り分けていくというシステムなのでしょう。
私は、個人開業なので、歯科しか無いため、こういったシステムは作っていないのですが、大型の病院はこうしたシステムも必要になってくるのでしょう。
患者側としても、長時間まって、「あ、この科ではないので、~科へいってください」と言われれば、たまったものではないですから。
その後、私は脳外の先生に診察を受けました。
私は、市販の痛み止めを飲めば痛みが止まること、起きた時から、寝るまで痛みが続くと言うこと。この状態が3日間続いているということを伝えました。
先生曰く、私の診療スタイルが首にストレスを加えているおそれがあること、痛み止めを飲めば、痛みが止まることから、頭の中(脳)ではなく、頭の外の筋肉が緊張して痛みをだしているおそれがあるとのことでした。いわゆる、緊張性疼痛というものです。
先生曰く、「おそらく緊張性のものだけれども、念のため、MRIを撮影して、安心の確認をしましょう」
「はい。」
私は、うなずくしかありませんでした。
明日へ続きます。
たまに患者さんになるのもいいですね。