認知症の介護と歯周病
本日はDENTAL TRIBUNE紙よりトピックのご紹介です。
ブラジルで行われた行われた横断研究によれば、50歳以上の認知症介護者が歯周病に罹患するリスクが高いという結果が得られました。
認知症介護者が抱える介護に伴う心身のストレスと歯周病のリスク指標であるプラーク指数および歯肉出血の関係を示唆したもので、詳細はJounal of Periodontologyに掲載されました。
プラシカバ大学(ブラジル)歯学部の研究グループは、認知症の介護者およびポルトアレグレ市(ブラジル)の介護支援団体のなかから、230名を研究対象としました。
副腎皮質ステロイド剤または免疫抑制剤常用者、さらに残存歯が5本以下の者は除外しました。
プラーク指数、歯肉出血をアウトカム指標として、介護者か否か、ストレス、鬱、喫煙、糖尿病、口腔衛生状態などの重回帰分析を行いました。
ストレスの程度はリップ法、鬱の程度はベック鬱評価尺度(BDI)を用いて測定しました。
コルチゾール分析には唾液サンプルを用い、放射免疫測定(RIA)を行いました。その結果、介護者であること、歯間ブラシを仕様していること、コルチゾール、ストレス、喫煙、プラーク指数が歯肉出血と相関関係にあることが明らかになりました。
さらに認知症の介護がストレスを増大させ、口腔衛生に対し、関心がなくなるといった過去の研究を裏付けるものになりました。
今回の認知症介護の方や、妊婦の方に多く見られるのですが、ついつい他の大事な者に注意が行きやすい環境になる場合は、口腔内に影響が出やすいのかなと思います。
これからの大きな問題と思います
高齢化社会になり、介護する方も高齢となり
細かい事や口の事などついおろそかに
なるとおもいます
妊婦のかたも子育てと平行してると
同じ現象がおこるとおもいます。