ネット回復までの道のり4。
前回のこの「ネット回復までの道のり・シリーズ」は自宅のWifi環境を回復までを書きました。
今回は長期連休が終了した後の診療室のネット環境を整える必要があるのです。
実は、自宅と診療室のネット環境は同じものを使用しているのです。つまり、ネットのルーターは自宅と共有なのです(自宅でも使っているので、支払いは医院で使っているのにも関わらず個人で行っています)。
自宅のルーターと医院のハブが破損したために起こった今回のネット環境の不調は診療室でも起こっている事になるのです。
実は、医院のネット環境は、情報漏洩の危険性が高いために、wifiでは無く有線回線の機材がほとんどなのです。
診療開始時期、受付のマイナンバーカード読み込み機、カルテ入力機材、クレジット機材、コピー機、技工室のCAD・CAMの機材が使用不能となっていました。
しばらくは誤魔化し誤魔化し使用する事も出来ますが、3週間が限界だそうなのです。
そこで、受付の大堀さんがカルテ機材メーカーのMICさんへ連絡して、始業開始時間までの間に復旧を試みて貰ったのですが、MICさんの判断で、直接修理しないと復旧が難しいとの判断で、急遽仙台から駆けつけてくれました(MICの佐々木さんホントにありがとうございました)。
診療室で使用するパソコンは先ほどの説明にあるように、wifiに接続出来ないようになっているのですが、今はwifiしかネットがないのです。
そこで、wifi用のルーターを有線ルーターへ仕様を変えて使用することにして、新たにネット用にルーターを1台設置して、院内の有線環境と院内及び自宅のwifi環境をわずか2時間くらいで整えてくれました。
ここで 記憶を確認してみると、10年以上前も同じ様な境遇があったのですが、その時の危機を乗り越えてくれたのもMICの佐々木さんでした。
本当に佐々木さんには頭が上がりません。
こうしてネット環境が復活したのですが、ネットがない長期連休を過ごして見たのですが、感想としては、東日本大震災の時のようなしんどさがありました(これは誇張でもなんでもなく)。
東日本大震災の時に身体が欲していたのは「水」でした。特にお風呂に長期間入れないと肉体が悲鳴を上げるのです。
今回の長期間ネットが通じていない時、精神が欲していたのは「wifi」でした。ちょうど精神亭なお風呂に入れないような、そんな感じでした。
もはや、ネット無しでは仕事もプライベートも行政もなにも動かない。ネット依存社会というべき現実が見えた長期休会でした。
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