スキャニングでコピーデンチャー
郡山歯科医師会で私が所属している委員会は「学術」と「広報」の二つになります。
個人的には「広報」の方が得意分野なのですが、なぜか学術の委員長に任命されているのです。
そのため、学術理事の先生が設定した講演会や研修会には出来るだけ(これは必ず出席という意味)出席する事が義務ずけられます。
先日、和田精密さんという大手技工所さん講演の「口腔内スキャナーセミナー」が開催されました。
なんでも「コピーデンチャーの制作」がメイン講演みたい。
コピーデンチャー??
デンチャーとは入れ歯のことです。コピーなので複製ということでしょうか?
とかなんとか考えながら講演を楽しみにしていました。
多くの参加者の先生は、スキャナーで欠損部位をスキャニングして義歯を作成するという事かなって思っていたらしい(実は私もその一人です)のですが、実際の所は、保健や自費で作成した入れ歯の複製を口腔内スキャナーを用いて作りましょうって事でした。
正直な感想としては、「そんな事する必要があるのか?」という素朴な疑問でした。
かなり高額な技工料金を支払って完成するのは、保健の入れ歯の複製品。しかも、あくまでサブ的な入れ歯なのです。
入れ歯の複製なんて、そんなに高額な料金や最新の技術を使わなくても簡単にできます。
これは技工士がいる歯科医師の考えで、技工士のいない一般的な先生には魅力的にうつるのでしょうか?
ちょっと疑問符の付く講演会でした。
多分、私の勉強不足のために理解が追いつかなかったのでしょう。多分。
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