文化的雪かき
5日の夕方から郡山にも大雪が降り始めました(泣)。
買い物や通勤、子供の送り迎え等々、外出の少ない私でも出かけなくてはいけない事が多いので、出勤されている地域住民の方々はもっと外出しているでしょう。
大雪で一番困るのは、車の渋滞と事故、それに除雪です。
当院へ来院される患者さんの90%以上が車なので、収容する駐車場の整備が一番私にとっては頭の痛い所です。
もう20年も除雪していますので、雪かきに関してはちょっとしたベテランです。
経験上分かっているのは、雪は降り始めが一番除雪しやすいです。
新雪のふわふわとした雪は水分の含みが少ないので、軽くて除雪しやすいのです。逆に一晩寝かせてしまった新雪は地熱で少し溶け、またそれが凍ってしまいカチカチに固くなってしまうので、雪かきがとても大変になるのです。
そのため、5日の夕食後に雪かきを始めました。周りには当たりまでですが、雪かきをしている方々なんて一人もいません。当たり前ですが。
新雪だったので、雪かきはとてもしやすく、どんどん捗りました。
しかし、そうはいってもかなり広い駐車場なので、一人で行うのには時間が掛かります。
雪かき以外やることが無いので、頭の中ではいろんな事を考えます。
その時に考えていたのは、雪かきは勉強といっしょだなと。
習いたての知識は、新雪の様に柔らかく柔軟で頭に入りやすく直ぐに覚えられるけど、一夜漬けの様に知識を寝かせてしまうとカチカチに固まり、覚えなければいけない知識という雪が多すぎて、全てを完全にカバーするのは難しくなってしまい取り残し(覚えられない知識)が多くなってしまう・・・・・
また、雪かきは闇雲にやっても時間が掛かるので、敷地の形態を頭にいれて、雪を集める壁をいくつか設定し、そこへ効率よく、順序よく、根気強く行っていくと短時間で終わります。これもまた勉強とおなじだな・・・・なんて事を雪かきしながら考えていました。
そういえば村上春樹さんは何かの小説で「文化的雪かき」みたいな表現してたっけ。
夜の8時45分から始めた雪かきなのですが、終わったのは11時50分。それは疲れるわけです(苦笑)
しかし、次の日の朝の雪かきは10分で終了しました。
朝に全てを行おうとすると朝で力を使い切ってしまい、多分仕事にならなかったのではと思います。
さて、今日も頑張ります。
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