口腔と自律神経の繋がり。
私の扱っている「口腔」という器官は、いわゆる感覚器官の役割も果てしているので、ずっと前から「自立神経」が鍵になると思っていました。
長年診療を行っていると、この自律神経が口腔内の調子を司っているのは明らかだということがわかります。
つまり、自立神経と上手く付き合う事により、自分の身体の調子を上げる事が出来るし、また「口腔内の不調」とも上手く付き合う事が出来ます。
患者さんの話を聞いていると、身体や精神の調子が良い時は歯の状態も悪く無いのだけれど、身体や精神が悪い時は、知覚過敏や咬合痛(噛んだときだけ痛みが出る)といった具合です。
この身体的、精神的な波を考えず、痛ければ即、抜歯をしたり、神経の処置をしてしまっていると、他の歯にも負荷が掛かり口腔内全体の不調に繋がってしまう事が往々にしてあるのです。
その事に気づいた約5年くらい前から、自律神経の勉強を個人的に開始しました。
歯科医の勉強会で「自律神経」を扱っている所は少ないので、あくまで独学です。
本屋さんで「自律神経」と書かれた本は片っ端から買いあさって読みふけっています。
自分の臨床にも相当プラスに働いています。
今回も「自律神経」について良い本を本屋さんで見つけたので購入してみました。
今回も小林弘幸先生の著作でした(笑)。
気になる方は是非。
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