矯正のワイヤー屈曲。
私が行っているシークエンシャル咬合を用いた咬合治療は、「顎関節の異常=歯列の異常」という考えのもとに行う治療です。
咬合の構成は上顎の歯列と下顎の歯列が重なり合う(咬合)事により、食事が出来たり、踏ん張れたりします。
で、その上下の歯が重なり合う時に噛み合わせがズレていれば、歯に強烈は力が加わり咬合の干渉が起こり歯に大きな加重が加わり細かなヒビ(クラック)や歪みが生じて虫歯になったり、状況が悪いと神経の壊死が発生してしまいます。
歯の干渉が起こると、噛み合わせはその巨大な干渉の力を逃すために顎を後方(耳の方へ)移動する事で回避しようとします。その際に顎関節の構造の一つである関節円板(背骨の椎間板みたいなもの)がズレて顎関節症状を引き起こすと考えられています。
そのため、噛み合わせの治療というものは歯1本単位で行うものでは無く、顎に負担を掛けない上下顎の噛み合わせを構築する事で治療計画を立てるのです。
そのため、基本的には歯を削って治療するのでは無く、矯正治療により上下の噛み合わせを顎の動きに調和したこのに並べ替えるのです。
私が行っている噛み合わせのシークエンシャル咬合はワイヤーを屈曲したものを用いて矯正治療をおこなうのですが、そのワイヤー矯正は5段階に分かれています(つまり1症例で5回ほどワイヤーを屈曲します)。
で、同時期に始めた症例が同じタイミングで次の段階に移行するために、屈曲しなければいけない秀麗が溜まってしまいました(苦笑)。
診療中はちょっと時間が無いので、残業するしかないですね。。。
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