THE FIRST SLAM DUNK
去年の年末に息子と奥さんと三人で「 THE FIRST SLAM DUNK 」を観てきました。
スラムダンクが流行していた頃は、まだ大学院の時で全く読んだり、観たりはしなかったのですが、開業後に漫画にはまってしまい感動した事があります。今でもコミックは宝物として大事にとってあります。
スラムダンクはバスケ初心者の桜木花道のサクセスストーリーっていうイメージが強かったのですが、今回の映画版スラムダンクは良い意味で裏切られ、期待を大幅に上回る良い映画でした。
ネタバレになってしまうのですが、今回のスラムダンクは漫画の山場でもある秋田県代表の山王高校バスケ部と湘北高校バスケ部の試合を今回の主人公でもある宮城リョータ目線で物語が進行して行きます。
スラムダンクの大きな目玉でもあるギャグは鳴りを潜め、スポ根漫画として書かれています。実写では難しいドリブルでの足の動かし方や細かいパスを回す際の心理戦がアニメならではの描写で、思わず息をのみます。
私は結果が分かっているにも関わらず、劇中何度も感動し、何度も泣きました。
一緒に行った息子が部活を頑張っている世代なので、このスポーツを通した人間関係が構築される真っ最中で、今の自分にとってそれは過去の事なのだということが悲しくなり、若い世代に嫉妬させるほど良い映画でした。
同じ漫画なのに、目線を代えるだけで何度も我々を楽しませてくれるスラムダンクという漫画は本当に良いコンテンツなんだと思い、作者の井上さんには脱帽です。
現在執筆が止まっている「バガボンド」も再開してくれないだとうか。きっと井上さんならやれると思うけどね。
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