2次会という名の経営相談。
またまた昨日の続きです。
昨日のブログは、デザイナーのSさんと光吉先生との懇親会でしたが、その後Sさんと分かれて光吉先生と先ほどのマクドナルドに戻り2次会を行いました。
といっても、ただグダグダと無駄話をしていた訳ではなく、歯科医療の事、特に歯科の経営のついての事について相談に乗りました。
今回の私の様に歯科医療の技術やスキルは研修や講演や学会へ参加して研鑽を積む事は出来ますが、経営についてはなかなか学ぶことが難しいのです。
それには幾つか理由があります。
まず、赤髭先生の様に自分の利益をなげうって困った方々を無償もしくは自腹で良い材料を技術を使い患者さんに奉仕してしまうと、あっという間に経営が破綻します。これでは、良い診療を提供しようにも、医院が無くなってしまうので、本末転倒になってしまうのです。
かといって、利益最優先で自費治療専門で行っていく場合、かなり難しくリスクが大きいのです。まず保管治療を行わないので、一部の裕福な患者さんか、その治療でしか治療が出来ない特殊な患者さんを除いては治療を継続するのは経済的に困難です。
そのため、医院を継続して経営していくには、医療の質を保存しつつも保険治療をないがしろにせず適度な自費治療を行い経営を維持することです。
ただ、一番大事な事(実はこれが一番難しいのですが)は、地域の患者さんに親しまれる医院を構築する事が大切なのです。
後輩の光吉先生は自分の歯科医院を開業したばかりなので、開業に関わる悩みが湯水のように湧き出ていました(笑)。
かわいい後輩ですから(笑)、少しでも力になりたいと思い、少し相談に乗らせて貰いました。
私も昔先輩に相談しましたが、いざ自分が相談を持ちかけられる立場になってみて気がつくのですが、その悩みというのは自分も経験してきた懐かしい悩みでした。当時は悩んで眠られないほどでしたが、今は良い思い出となり、糧になっています。
自分の経験を通して相談に乗らせて貰いました。かならず乗り越えられる事と思います。
ただ、歯科医師の前に経営者としての顔を持たなければ成らないので、辛い判断や嫌われることも覚悟しなければ成らないと説明しました。誰にでも良い顔をしては辻褄があわず潰れてしまいますから(睡眠とコンセントを長時間抜く(睡眠とコンセントを長時間抜く(睡眠とコンセントを長時間抜く(特にスタッフに)。
私も開業20年近く経ちますが、未だに新しい技術や経営方針に苦心しております。
最新のスキルや技術はたいてい、保険診療にはありません。良い技術を提供したいけど、そのエッセンスをどう保険治療に落とし込んでいくかは、医科にはない歯科の醍醐味だと思いますので、頑張って乗り越えていきましょう。
国が悪い、世の中が悪いと嘆いていてもしょうがないです。条件は皆同じですから。
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