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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2022年9月16日 (金)

修理が出来ない古い機材。

歯科医医師になって15年くらいはずっと外科中心の仕事をしていました。インプラントだったり、抜歯だったり。

そこに顎関節症や噛み合わせ、歯並びといった矯正やスプリント療法が加わって行きました。

診療の軸は、外科より噛み合わせや矯正の方へシフトしつつありますが、未だに外科の治療は多いです。

その外科の治療に欠かせないのが、ピエゾサージェリーです。私が親知らずの難しい抜歯でも30分いないで終了出来るのは、このピエゾのおかげなのです。

ピエゾという道具は、周波数を用いて骨を簡単に切除できる機材なのです。骨にも摩擦による損傷も無く切除出来るし、ボーンソーといった歯科用ノコギリの様な危険性もありません。

約15年前に初代のピエゾを購入したのですが、3年前に保証期間が終了してしまい、部品の供給が無くなってしまったのです。そのため、現在は二台目のピエゾを購入し、現在はピエゾ二台体制で診療しています。

私の歯科医院には手術室が2部屋あるので、それぞれの部屋にピエゾが置いてあるのはとても便利なのです。

しかし、先日、初代ピエゾが誤作動を起こしてしまったのです。どうも、フットペダルが故障してしまったようなのです。本体には全く故障がなく、ただフットペダルだけが故障してしまったのです。

メーカーの方からは、「もう部品の製造を行っていないので、壊れた時点で廃棄です」と3年前に言われているのです。

しかし、ピエゾの本体が壊れていず、フットペダルだけが壊れているので、なんとも諦められない。

そこで、ヘンリーシャイン社員福島支店長の斉藤くんにダメ元で「なんとかならないかな・・駄目なのは分かっているのだけれども」と聞いてみました。

それから1週間後、ピエゾのフットペダルのジャックが同じフットペダルを見つけてくれてたのです。

ピエゾってかなり高価な機材なので、捨てるにはもったいないと思っていたのです。

本当に嬉しいです。斉藤くん、ありがとう。

これからもよろしく。

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