百聞は一見にしかず
これから言うことは、基本的に私個人の考えなので、あまり参考にならないと思います。あらかじめ書いておきますね。
研修会や講演会、学会へ参加する理由は人それぞれだと思います。
貪欲に知識を吸収したい先生もいるだろうし、同じ志をもった先生方の再会の場所とする先生もいるだろと思います。
私は基本的に「オタクで陰キャラ」なので、あまりヒトとの繋がりは全く期待していなくて、自分が納得出来る知識や技術が手に入れられれば満足です。
だから、知識や理解が足りないと思った研修会や講演会は何度でも参加しますが、理解できた研修会や過去に参加して、自分の中で納得がいった講演会等は重複して参加する事は少ないです。
また、自分の理解が追いつかなくて、自分の力を蓄えてから再度チャレンジしたいと思っている研修会はいくつもあります。
で、私が研修会で勉強する際に、一番理解が出来る参加の方法があります。
それは、研修会で初見の知識とするのでは無く、事前にその研修会の中身を勉強していくのです。それもがっつりと勉強します。
勉強するといっても、初見ですから論文や教科書を通して勉強するしかないのですが、自分で勝手に勉強して行きますから、見当違いな理解や解釈、まったく理解出来ない箇所も沢山出てきます。
つまり、研修会を復習の場所と考えて参加するのです。疑問を沢山抱えて研修を聞くと、「そういうことだったのか〜」とか「やはり自分の考えは間違っていた」とか「実際に考えていたものとは180度違うな」といった気づきの勉強が出来ます(講師の先生に嫌がられるほど質問をします)。
先日も、小児の矯正の勉強会に参加したのです。教科書に出ていた装置を自分で写真を見ながら何度も作って参加したのです。
しかし、実勢に目の前で装置の作り方、装置の考え方を習うと、書面では理解の及ばなかった箇所がす〜〜〜と干からびたスポンジが水を吸い込むように理解出来ました(百聞は一見にしかず)。
そういう意味で、このワイヤーは屈曲するのか、このワイヤーの角度はそういう意味だったのかとたちまちのうちに理解出来ました。
こういう気づきや喜びが研修会の醍醐味ですよね。
だから、事前の勉強を沢山して参加すればするほど理解は深まり、患者さんへの貢献度も深まると思います。
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