郡山歯科医師会学術講演会(Zoomによるオンライン)に参加しました。
この話はもうかなり前の事になるのですが、7月26日にZoomにおるオンラインにて郡山歯科医師会学術講演会に参加させて頂きました。
今回の講師は総合南東北病院 顎顔面インプラントセンターの春日井昇平先生です。
まさか春日井昇平先生というインプラント界のビックネームがすぐ近くの南東北病院で働いているというのも信じがたくびっくりしました(驚愕)。
今回の講演は、受講して本当に良かったと思える素晴らしいものでした。
インプラントを学び始めたばかりの先生方は、スキル(手技的)向上の話を聞きたいと思うのですが、私の様に20年以上もインプラントに関わったものはスキル(手技的)なものでは無くて、「診断」とか「診査」といった「見極め」の話を聞きたいのです。
今回の講演会では春日井先生の失敗症例(なかなか自分の失敗症例を出せるものではありません)を通じて得られた知見をかみ砕いて講演してくださった所に感銘を受けました。
やはり、インプラントの一番のリスクファクターは「ヒト」の可能性が高いという事でした。
つまり、診査診断の見誤りと技術的な問題。やはりこれに尽きると思います。
なぜその患者さんは、その「歯」を失ってしまったのかという原因を精査して、その原因を潰してからインプラント埋入していかないと、以前自分の歯を失ったと同じ原因で再び「インプラント」を失ってしまうリスクが付きまとうのです。
「インプラントは万能の治療では無い」と再確認させて頂けたこの講演は素晴らしいものでした。
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