フォースと共にあらんことを
親知らずの抜歯は歯根が変形している場合、非常に難しいです。
昔は力に任せてグイッと抜いていたのですが、それをしてしまうと歯槽骨が骨折してしまう事があるのです。
そんな変形している歯牙は、ヘーベルと呼ばれる器具を使い歯根膜剥離をしながら骨と分離してゆるゆるになっても抜けてこないのです。ここで力任せにグイッとやると痛みが出たり、骨が破損したり。
そんな時は理念(フォース)を使います(笑)。
ヘーベルを骨と歯牙の間に入れてじんわりを力を入れます。そこで精神を集中して、「歯よ出てこい、出てこい」とゆっくりゆっくりフォースを注入していきます(笑)。
そうすると、あれだけ頑固だった抜けない歯がヌル、ヌルって抜けてくる事が多いです。
一気に力を掛けずに、肩の力を抜いてじんわりと圧(フォース)を掛けるのです。
バカバカしい話なのですが、なんどもこれで難抜歯を解決してきました。
まとめると、難しい処置の場合、力まずに肩の力を抜いて、気持ち的に落ち着いてやると良いと言うことです。
(ちょっと映画の見過ぎの中二病 泣)
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