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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2021年8月31日 (火)

切羽詰まっている時に限って・・・・・。

今の歯科の治療は、パソコンを使用した資料作成や症例写真のまとめ、インプラントの分析等々、パソコンを使わない時はありません。

先日なのですが、かなり切羽詰まった状況で使用する必要がありました。

要するに以前撮影した口腔内の状況をパソコンの画面で確認してみたかったのです。

しかし、その時はかなり患者さんが混み合っていて、時間的な余裕もありませんでした。

いそいでパソコンを見たら、勝手に(実はソフトウェアのアップデートの時間を設定していたのです)アップデートを開始していたのです。

メインのパソコンが使えなかったので、サブのノートを立ち上げたら、こちらもインプラント解析ソフトがアップデートを開始していました。

もうお手上げでした(苦笑)。

完全にタイミングが悪かったですね。

しかし、切羽詰まっている時に限って、パソコンの不具合やアップデートがあるのでしょうね。

こんな事態が嫌いで、いつも念入りに資料作成やパソコンの整備をやっているのにね。

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2021年8月30日 (月)

インプラントが使えなくなる条件

インプラントメーカーは昔から「ノーベルバイオケア社」一沢なので、他のメーカーのインプラントは使用した事がありません(一度だけ付き合いでインプラント1本だけ購入した事があります)。

この夏から、いつも使っているインプラントの種類を増やして、選択の幅を増やしているのです。

私は昔から信頼製の高い古いタイプのインプラントばかりを使用していたのです。

最近の新しいインプラントに変えているので、機材もいつも使い慣れているモノでは無いので、慎重にも慎重を重ねて使っています。

しかし、やってしまいました。

患者さんの骨にインプラントホール(インプラントを埋入する為の穴)を形成し、埋入という段階になって、インプラントドライバーからインプラント本体がポロッと落ちました(😭)。

滅菌してある手術台の上なので基本的には問題ないと思うのですが、インプラントが触れられる場所は、患者さんの埋入する骨だけなので、その部位以外に触れてしまった場合、基本的に廃棄となります。

高価なインプラントが一瞬で駄目になりました。

幸い、手術する時は予備を多めに準備して起きますので、手術自体は問題無く終了しました。

傷ついたのは私の心と本来の仕事が出来なかったインプラントでしょうか。

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2021年8月29日 (日)

もう随分前に住所が「下双又」→「富田東」へ変更になっております。

ちょっとビックリした事があって、一応混乱すると行けないのでブログで言っておこうと思います。

当院の住所は、もう何年も前に区画整理のため、「下双又」の住所から「富田東」へと変更になっております。

当院のHP等では、住所変更は行っておりますが、当院が編集していない他のHPでは未だに「下双又」の住所になっているものもありますので、御注意ください。

当院が関与していないHPの住所が違うと言ってクレームを言ってきた患者さんがいたのですが、残念ながらそこまでは責任を取れません。

殆どの患者さんが区画整理にて住所変更になった事を踏まえて、予約をお取りになり、来院していますので、ちょっと今回の事は「??????」の事でした。

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《 google MAPですら下双又なのに、どうすりゃいいの???  》

burogu no neta ni nattakara iiya tte kotode

2021年8月28日 (土)

カウンセリングの重要性

国民皆保険の歯科のシステムはとても良く出来ていると感じています。

しかし、医療費の高騰で歯科のレセプト点数は一向に改善される気配がないのです。

それは何を意味しているのかと言えば、日々どんどん歯科の治療が進化しているのに、保険では治療出来ないということなのです。

最新の治療をする場合、《 材料費 》の方が、《 治療費 》よりも高くなってしまう逆転現象が起きていると、保険での治療は選択出来ません。

これが今の現実なのです。

だから、今の保険の治療は「 現状維持 」もしくは「 痛みを止める 」が精一杯なのかもしれません。

そのため、歯科医師達は完治を目指す治療を切磋琢磨して身につけても、その実力を発揮出来ずにいる事が多いのです。

ただ、日本は保険のシステムが確立しているので、患者さんは「保険があるのにわざわざ保険の効かない治療をうける意味が分からない」と思うのは至極当然のことです。

そのため、今の患者さんの口腔内の状況、治療の展望等を説明し、保険の治療での見通し、自費治療に切り替えた場合の予算や治療期間等をしっかりと説明する必要があるし、その義務も存在します。

すべての歯科医院がそうであるとは思いませんが、基本的に当院ではカウンセリングルームで時間を確保し、説明を続けて居ます。

ご理解とご協力の程、宜しくお願いします。

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2021年8月27日 (金)

休息。

休日に本を持ってぶらりと喫茶店で読書を楽しみました。

喫茶店に入店したのが閉店30分前だったので、大して寛げなかったのですが、とっても充実した時間でした。

考えて見れば、パソコンを持たずに外出して喫茶店で仕事をしなかったのはほぼ3年ぶりでした。

いままで大学の同窓会の仕事や歯科医師会の理事の仕事が必ずあったので、休日も時間を見つけて何らかの企画を考えたり、文章をまとめていました。

そう言えば最近の持ち歩くバックが軽いです。パソコンが無いからだったのですね。

またいつ歯科医師会や同窓会から声が掛かるか分からないので、しっかり準備しつつ、体や精神をしっかりと休めて行きたいですね。

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2021年8月26日 (木)

再読のすすめ。

この何ヶ月かは、読書済みの本を再読しています。

今読んでいる本は5年ほど前に読んだ本になります。

本の舞台は雪の吹きすさむ北欧スウェーデンの古びたホテルの一室。

深夜、室内で一人静かに就寝中の主人公。そこへ刺客が忍び寄る・・・見たいな箇所を読んでいたのですが、そこで違和感に気がついたのです。

私はこの本を再読する程好きな本なので、過去に読んだ時の頭に浮かんだ情景をありありと思い出す事が出来ます。

今回、この本を読んだときは、昔読んだ時のスリルと興奮を再び味わいたくて再読したのです。

しかし同じ箇所を読んだ時に頭に浮かんだ情景が過去のものと全く違うものだったのです。

まず、北欧スウェーデンの古びたホテルの一室の情景がよりリアルに想像できて、一段と緊迫さが増しました。読書中に主人公のヒリヒリとした緊張が伝わり、極寒の寒々しさを文章中から読み取る事が出来ました。

これは一度通読しているために、頭の中に形成された情報がより強固になり、イメージしやすい状態になっているのでは、、、、と考察してみました。

今回の再読は、私にとって素晴らしい経験になりました。

今後、再読の虜になりそうです。気に入った本を1年くらい寝かせてもう一度再読する。

多分、いままで以上の興奮が再読によってもたらされるかもしれません。

楽しみがまた増えましたよ。

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2021年8月25日 (水)

アイディアの神様が降ってこない・・・。

お盆休み前から福島県歯科医師会へ提出する新聞記事寄稿のアイディアが一向にわきません。

最終手段として、パソコンのデスクトップ上にいつでもアイディアが書き込めるようにメモを開いて、常に見ておくようにしているのですが、今回は難題のためか中々難しいです。

いつもならアイディアを考えると、スッと「アイディアの神様」が頭に降ってきて、スラスラとたたき台の文章が書けるのですが。

神様はお盆期間中だったので、帰省中なのかな。

早く帰ってこい!!

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2021年8月24日 (火)

ハンドジェル。

この夏に携帯用のハンドジェルを買いました。

買った理由は、ラベルが白熊だったからなのですが、夏のベト付く手には必須だと思ったのです。

しかし、容器がかなり小さいので、どうしてもバッグやリュックに付けて、外出用っぽいのです。

自宅には立派なハンドジェルがあるわけだし。

しかし、外出用だからリュックに付けて見たんだけど、外出先では感染防止用のアルコールばかり噴霧するので、すっかり使わなく、しかも、リュックの外でブラブラと邪魔なので、結局一度も外で使わずに取り外してしまいました。

中途半端な大きさのものって、持って外出している事を忘れてしまう事が多いので(あくまで私の意見です)、実は使わないって事が多いのかなって思ったりして。

しかし、小型のアルコールボトルは沢山使いました。

やはり、この時期にサッパリする為のハンドジェル(感染用ではない)っていうのが駄目だったのかな〜〜、残念。

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2021年8月23日 (月)

新型コロナウィルス感染症の更なる拡大を踏まえて

日本歯科医師会会長 堀先生より全国の歯科医師会所属の歯科医師へ向けて注意喚起のお知らせがありました。

この知らせによれば、8月12日時点で歯科医師によるワクチン接種は66万回を越えたとの事です(郡山歯科医師会は歯科医師による接種は行っておりません。現在所)。

歯科医師会会長 堀先生は、「長期にわたる感染症予防対応」で慣れと気の緩みが生じている事が一番の懸念されています。

「オリンピック、お盆休み後の感染者増加」「ワクチン接種後にも感染、発症事例があると」「ワクチン接種を終えた者もウィルス拡散には関わること」などの問題が指摘されていると綴っています。

ワクチン接種が終了したと油断せず接種前と変わらない節制した生活が大事だということですね。

気をつけなければ。

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2021年8月22日 (日)

厳選された器具や道具。

何事もそうですが、新しい技術や診療を始める時は機材や器具を多く揃えがちです。

今、私が手術(親知らず抜歯を例えにして)をする時に使用する器具や機材は大体5個ぐらいです。

最初の頃は20個くらい揃えていました。そんな時の手術は、機材台の上が終了時ゴチャゴチャでした。

今は大大5個くらいの機材なので、すっきりしたものです。

昔、大先輩が言っていましたが、基本セット(診療する時に使う機材置き)の上がゴチャゴチャ荒れている時は心と精神が荒れていて、良い仕事(診療)が出来ていない証拠だって。

しかし、この心境になるにはとにかく診療の数をこなさないとこの心境にはなりえません。

とにかく、経験を沢山して、自分の心の中での機材の判定を行った方が良いと思います。

先生によっては、使う機材、好みの機材が違いますからね。

また模型の話(オタクの話ですいません)ですが、模型を作りまくって行くと使うツールが今では5本位に減っていました。

最初は沢山のヤスリやニッパや数々のピンセットでしたが、今ではそれぞれ1本ずつ(ニッパは2本ですが)です。

最初からどんな機材を使うかは分からないので、少ない機材からプラスして行くパターンもありますが、私はそれが出来ないのです。

理由は、とてもビビリだから、診療中に機材が足りないのが嫌なんです。

だから、私は最初にドッサリ勝ってしまって、減らしていくタイプかな。

ほんとにお金の掛かるタイプだよね。

お金が貯まらないわけだよね。

反省。

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2021年8月21日 (土)

こんな顔です。

娘がサラサラっとパッド使って私の似顔絵を描いてくれました。

ずいぶんと短時間で書いた割に良く特徴を捉えていると思ったので、防備録的な意味合いで今回のブログに張っておこうと思います。

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2021年8月20日 (金)

予行演習。

娘が始めて一人で電車に乗ってお友達のいる須賀川に行くというので、その前に二人で電車の乗り方や乗り換えの練習をしようということになりました。

日曜日の早朝に娘と二人で「郡山富田駅」へ向かい、そこから郡山駅へ。

郡山駅から乗り換えて須賀川への電車に乗り換えました。

私はお金は出しましたが(切符代等)、口は一切出しませんでした。

乗り換え等は娘がネットで調べた通りに自分で行動しました。私は後ろをついて行くだけ。

冷静に考えても、地元の駅から何駅か先の駅まで行くだけなのですが、本人にとっては人生初の大冒険。

無事須賀川駅に着いたときは一寸した感動がありました。

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目的は須賀川に行くだけなので、須賀川駅から郡山駅へ向かう次の電車は1時間ほどあったので、駅前のファミレスで時間を潰すことにしました。

ちょうど私は朝飯を食べていなかったので、モーニングセットを注文。娘と二人きりの幸せな時間を過ごしました。

帰りも娘の指示に従って須賀川駅から無事、地元の郡山富田駅まで戻れました。

ほんの2〜3時間の短い旅行でしたが、私にとっては何ものにも代えがたい楽しい旅でした。

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2021年8月19日 (木)

ちょっとびっくりしました(汗)

お盆休みの最中、子供達とお昼ご飯を近くのラーメンチェーン店で食べることにしたのです。

新型コロナもあるし、ちょっと休みで面倒くさかったという事もあっての外食です(笑)。

最近の外食店はすごいですね。

メニューはタッチパネル式(私は老眼が酷いので、タッチパネル式のメニューが見えずらいのです)で、完璧にシステマティックな感じ。

これなら、注文の間違い等が無くなってお店側にとっては楽でしょうね。人件費も浮きますし。

そして、一番びっくりしたのはラーメンをロボットが運んできた事です(大汗)。

これはブログのネタになると思った私は急いで写真を撮影したのですが、その時にそのロボットが言ったのです。

「撮影した写真をかわいくSNSに投稿してね!」って。

もうびっくりしすぎて、美味しかったラーメンの印象があまり残っていません(大汗)。

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2021年8月18日 (水)

結局読書。

昨日の続きの事です。

家族が病院に行っている間に近くの喫茶店で仕事をしようと思って、資料を持参したのですがなんだか風邪を引いたのか(なぜ風邪っぽいのかは昨日のブログを参照してください・・・苦笑)、やる気が全くゼロ。

そのため、持参した資料では無く、読書をする事にしたのです。

しかし、読書をしたのですが半分も内容が頭に入ってきませんでした。

もう一度自宅で読み返す必要があるみたいです。

こんな怠い日はm何をやっても駄目ですね。

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2021年8月17日 (火)

甘。

お盆休みの初日、郡山は残念ながら大雨となってしまいました。

早朝、息子と母とお墓参りに行ったのですが雨に打たれながら墓の掃除をしたためか、帰宅後に少し怠さに見舞われてしまい、午前中はずっとベッドで読書する羽目になってしまいました(苦笑)。

午後は家族が病院へ用事があったので、ドライバーを務めつつ用事が終わるまで近くの喫茶店でこのブログを書いています。

ちょっと怠さが残っていたので、最近は控えていた甘い物(スィートポテトのお菓子)をついつい購入してしまいました。

飲み物もいつものブラック珈琲では無く、ミルク多めのカフェラテ。

甘い物を摂取しすぎると、ますます怠さが増してしまうのですが、今日は体調も悪いし、雨も降って体温も下がっているので良しとします。

こうして、ズルズルと甘い物を体内に取り込んでいく。でも一番怖いのは自分にあまくなることでしょうか(苦笑)。

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2021年8月16日 (月)

生みの苦しみ(笑)。

私は以前、福島県歯科医師会より新聞記事寄稿の委託を受けたことをこのブログで書きました。

その最初の締め切りが今月末にやって来ます。

このブログを書いているのがお盆休み前なのですが、休み前になんとか文章を完成させたく頑張っているのですが、その条件として、

①過去に出た話題を避けつつ②医科よりにならない歯科の話題③専門用語をあまり使わずに400〜600語という条件は、過去一の難題かもしれません(汗)。

しかし、引き受けた以上、キチンと納品するのが必殺仕事人というものです(笑)。

取りあえず形にしていきます・・・・・。

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2021年8月15日 (日)

秋の気配。

この何日かでかなり暑さが穏やかになってきた感覚があります。

今月初めの様に半袖短パンでは夜半に涼しいと感じる様になってきました。

季節が秋へと移り変わっていくのでしょうね。

ここ最近は殆ど外出もしないので、秋の気配を感じるのが一般の方より遅いのかもしれません。

皆さんはとうに秋の気配を感じてましたか?

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2021年8月14日 (土)

ルールをどんどん作っていく。

私が今のようにどんどん診療が出来る年数は大体あと15年位かと自己判断。

15年って長い様で結構短いと思うのです。

そこで、出来るだけ生産性の高い生活を送るためには、細かい自分なりのルール沢山作って生きていけば迷いが少ない診療人生になるのでは無いかと思ったのです。

そのルールは主に自分の精神的、身体的に健康になる事を主題において作製して行けば良いのかと思います。

私が大学生の頃は体育会系のテニス部に入っていたのですが、そのテニス部はかなり強くて、テニスに自信のあった私でも1年の時点で既にレギュラーになるのを諦めた位です(苦笑)。

そのテニス部の頃の話ですが、とても強い部員は自分なりのテニスに対するルールを持っていました。

コートに入るときは左足からとか、サーブを打つときにコートにラケットで何か文字を書き込んでからプレイするとか(結局そのコートに何を書き込んでいるかを教えてはくれませんでした)等々、個人で幾つものルールを持っていたのです。

そのルールをキチンと遵守する事で、試合中に襲いかかる強烈なプレッシャーや弱気な心と戦って平常心を保っていたと思うのです。実際、彼らはとてつもなく強かったです。

こういったルールを、生活面、仕事面、趣味、子育て、お金の使い方、貯蓄等々細かくルール付けをしていけば、迷い無く進むことが出来るのではないかと思ったのです。

なぜこんな事を思いついたかを言えば、模型を作っていていつも道具がどこかへ行ってしまい、作製の時間のロスが出てしまうのが嫌で、ニッパーはこの場所、ピンセットはこの場所、ヤスリはこの場所と決めてしまってからは、道具が無くなることが無くなり、かなり効率的に作業を行えたからです。

だから、他人にはどうって事の無い小さなルールを自分の中に沢山こしらえると効率的に生きられ、迷いが無くなるのかなって思ってブログに書きました。

これはどちらかいえば、自分の防備録的なブログです。

たまに自分で読み返そう。

迷った時は。

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2021年8月13日 (金)

共通点。

私の一番好きな場所は「自分の部屋」です(苦笑)。

診療でも口の中という細かい場所で精密な仕事をしていますが、プライベートでも模型制作という細かい作業を繰り返しています。

模型制作が出来る理想の部屋造りは今も模索中なのですが、現在はかなり作業しやすい場所になっています。

模型作りは曲線で出来上がってるプラスチックの部品に微妙な力を加えて筋彫りといって彫刻を加えたり、ヤスリで削ったりを繰り返します。曲線のプラスチックなので、力の入れ方を間違えると滑ってしまい手を怪我したり、プラスチックの部品を壊してしまったりしますので、微妙な力を入れて丁寧に作業する必要があります。

歯より柔らかいプラスチック部品を壊さないように、しかもブレない様にきっちりと固定してながらの作業になりますので、体全体では力をいれますが、指先だけは力を入れずにフェザータッチで作業しますので、本当に難しいです。

この作業で学んだことは、物を彫ったり切ったりする作業に力を入れすぎてしまうと上手く削れないのですが、力を抜いて作業すると刃物の先を変形させる事なく対象物を切っていくので良く切れると言うことです。切りたい時こそ力を抜くということです。

これが歯科の仕事に多いに役立っています。

歯はエナメル質という硬い部位と象牙質という柔らかい部位があるのですが、虫歯の治療は、この境目の作業が多いのです。硬いエナメル質を削ろうと力をいれて切削してしまうと柔らかい象牙質に大きなダメージが加わります。この際に、力を抜いて切削器具の能力を100%発揮させる様に力を抜いてゆっくり丁寧に削っていくと痛みも少なく目的の虫歯や根管内の汚物を除去しやすくなります。

模型作成も歯科治療も細かい作業を力を抜いて根気強く丁寧にがコツです。

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2021年8月12日 (木)

坂道を転げ落ちる石の様に。

ありがたい事に最近はインプラントの手術依頼や矯正治療の依頼を多く頂くことが出来ています。

医院としては大変ありがたい事(医院の経営には莫大な金額が掛かるのです)です。

今後もこういった依頼が絶えない様に日々精進して行きたいとおもいます。

しかし、こういった保険以外の特殊な治療は打ち合わせや治療診断、治療計画、資料作成、治療立案の為の時間、治療中の患者さんの現在の状況やこれからの戦略的治療計画を資料にまとめるといった残業が必要と成ってきます。

まあ、人の体に触れさせて頂く仕事なので、当たり前と言えば当たり前なのですが、さすがに疲れます。

朝起きて、ベッドから出る際に「今日は休みたいな。ずる休みしちゃおうかな」と思う日がどんどん増えてきました。

でも、朝起きて顔を洗って、医院へ赴き、各診療室の電気を付けていくと、そのサボりたい気持ちがだんだんと薄れていき、朝食を食べて治療を開始して、朝の9時を回ったときには身体的、精神的には絶好調になり治療に邁進しています(苦笑)。

何でもそうですが、最初嫌だと思っても行動して動き続けると、心と身体もだんだんとその流れについてきて、坂道を転がる石の様に加速度をまして仕事が出来る様になります。

まあ、習慣化ってこういうスタートを切れる行動の事をいうのかもしれませんが、人生とにかく行動を起こしてみるというのはとても大切な事なんだろうなって気が最近します。

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2021年8月11日 (水)

歯医者は細かい(汗)。

大昔、自分の自宅を建築する時に建築関係の方(レンジやオーブン、トイレなどの業者の方)に、「歯医者さんはいつも細かいんですよね〜〜(汗)」と言われたことがあります。

え、どういうことですか???って聞くと、

「とにかく、センチ単位、ミリ単位で質問を受けたり、指示を出されたりするんですよね〜、なぜですかね?」といわれました。

その時は、「ですよね〜」と軽く流しておいたのですが、実際、私もその施工業者の方に「ここは、どの位のサイズですか?」とか質問したり、「ここには大体15センチの隙間が欲しいです」とかを普通に依頼していました。当時は迷惑でうるさい依頼者だったと思います。

なぜこの話を思い出したかというと、私は大小様々な大きさのメジャー持っていて、物を購入する際に計ってしまう癖が昔からありと思い出したからです。

写真は、棚に出来るだけぴったりのサイズの整理ボックスが欲しいなと思って計測し写真で記録したものです。大体の棚に収まっていればいいんじゃ無いかとの考えもありますが、私は嫌なんです。ぴったりしていないと。

性格も同じみたいなんです。

例えば歯科材料業者が、ざっくりとした説明でナーナーな感じで商品説明や対応されると、絶対にお付き合いしないし、買いません。

分からないなら分からないって言われた方がいいし、笑いで誤魔化されるなら、こちらも笑いで誤魔化して帰って貰います(苦笑)。

話を戻しますが、なぜ歯医者が細かいかと言えば、毎日細かい仕事をしているからです。

歯と歯肉の境界線を我々は「マージン」と呼んでいるのですが、被せ物がマージンぴったり(歯を削ったライン)で歯肉に沿って完成させると、感染力も低いし、見た目もかなり良いです。それはコンマ何ミリという世界です。

技工士さんにも「この歯のマージンをあと〜ミリだけ歯肉にあわせて」とか歯と歯が接触する場所をコンタクトポイントというのですが、「このコンタクトポイントをあと〜ミリきつめに」といったオーダーを行います。

インプラントの技工物も「パッシブフィット(歯と技工物が全くずれていなく、ピタッと嵌まっている状態)」といって、インプラントと技工物(上部構造)が1ミリもずれていないかをX線でしたり、ペリオテストという器具を使って動揺度を確認したりします。

その位、細かい長さや数字を当たり前の様に毎日チェックしたりオーダーしたりしているので、長さに細かいのはこんな裏事情があるのでした。

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2021年8月10日 (火)

ダメージ。

最近、ネガティブなブログが多いのは、ちょっと肉体的、精神的に疲れているからです。

私の場合、春から夏にかけて精神的に辛くなり、秋から冬にかけて腰回りに疲れが溜まってきて腰痛や神経痛などの身体的ダメージが出やすいです。

今回分かったのは、1000の褒め言葉よりも1つの文句の方が精神的には辛いというとです。

沢山良いことをしても、1つの悪事で全てが台無しみたいな。

これを防ぐには、真面目に生活して、どんな事にもじっと耐える忍耐力が必要だということです。

真面目にコツコツと小さいことにも手を抜かないでがんばろ(笑)。

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2021年8月 9日 (月)

医院の評価。

開業当時は歯科の評判サイトなどの評価を凄く気にしていました。

当時は気にしすぎて体調が悪くなってしまいました。

悪評を書かれると、とても辛くて、悲しくなります。この仕事は人を幸せにする事を目標にしているのであって、不幸にしている訳ではないからです。

こちらが一生懸命取り組んでも、患者さんに評価されない事もあると思います。

それは、こちらが追求している治療と患者さんが求めている治療にズレがある場合は評価も下がります。

それは致し方ない事だと思います。

例えがちょっと思い浮かばないのですが、美味しいと有名なレストランが有るとして、そのレストランで食事をしたら、自分には味が合わなかったっという事もあると思います。

しかし、10年ほど前にキッパリと歯科評価サイトは見なくなりました。

その理由として、私の歯科医院の悪評をとある近隣の同業の先生が書いている証拠を見つけてしまったからです(うちの歯科医院以外の歯科医院にもその先生は悪評を書いていました)。それ以来、他院の評価を下げてるその先生の姿を思い浮かべると、こんなサイトの評価に一喜一憂している自分が馬鹿みたいと思ってしまったからです。

もちろん、悪評を書いている中には、本当の私の患者さんもいるとは思います。でも、その悪評価はその患者さんにとっては本当の事だった思うのです。努力しても認められない事はあるとおもいます。それは致し方ないです(私の努力が足りなかったというだけで)。

それでも通院してくれる患者さんがいる限り、頑張って治療していきたいと思います。

なぜ、こんなブログを書いたかを言えば、あまりにも「悪評に対しての対応を致します」的な業者メールが多かったからです。

「生きているのだから、全ての人間に好かれる訳はない。好いてくれる人には全力で応えたい」

ただそれだけ。

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2021年8月 8日 (日)

グローブの中は汗だく

夏になると気温が一気に高まりますので、エアコン等で熱中症にならない様に温度管理をしっかりと行います。

だから、院内の温度は1年中殆ど同じはずです(理論的には)。

しかし、なぜか夏場の治療用グローブの中は汗だくになってしまいます。

グローブを外すのもグローブの内面が湿っていてなかなか外せない。また湿った手だと新しいグローブも装着しずらくて難渋します。

診療中私はサージカルキャップ(いわゆる帽子)を装着して治療しているのですが、その中も汗でぐっしょりです。

特に一つ手術を終了すると汗でキャップの色が変化してしまっているくらい。

やはり、室内にいても気がつかずに汗が出て「室内熱中症」という症状が起こるくらいですから、発汗以上の水分の補給を心が得ないと行けないですね。

気をつけましょうね。

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2021年8月 7日 (土)

顔面痙攣。

病院と歯科医院では、圧倒的に歯科医院の敷居が高いと思っています。

病院へ赴く場合は生活の質がガクンと低下している時に行くと思うのです(怪我、外傷、事故、出血、倦怠感、内科的疾患等々)。身体の異変を取り除こうという緊急サインが脳内に放出されるので、患者さんは急いで病院へ向かっているはずです。病院が怖いとか痛そうとうかはあまり考えずに。

しかし、歯科はトンでもなく痛いとか噛めないといった不便さは別ですが、歯が欠けたとか違和感があるといった場合では病院ほど急いで歯医者に来院を望む患者さんは少ないのでは無いかと思います。

それでも毎日歯科医院へ来院してくれる患者さんは、我々歯科医院開業医及びスタッフにとってはとても有り難いのです。

ですから、出来るだけ不快感のない様に迎えて、症状を解決させて帰宅させたいと思っているのです。

その為に私が行っているのは、出来るだけ患者さんの分かりやすい言葉で、優しく、笑顔を対応したいと思っています。

午前中9時から午後6時半まで診療していると、私の顔は「笑顔の作りすぎ」でこわばってしまいます。

本当に顔がガチガチに固まってしまいます(いや、マジで)。

今月初めの頃は公私ともに多忙で、強烈な顎関節痛と脇腹の痙攣が診療中ずっと続いていました。

多分、精神的な負荷が原因で交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えが上手くいかなくなってしまったのではないかと思っています。

皆さん、バランスのとれた生活を送りましょうね。

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2021年8月 6日 (金)

新型コロナウィルス感染症対策集中対策💦

新型コロナウィルスの変位種であるデルタ株の猛威が止まりません(泣)。

私の郡山でも感染状況は深刻で、感染者数が日に日に増加しています。

そのため、不要不急の外出は無論ですが、飲食店や事業を行っている店舗は夜8時以降の営業自粛を県は呼びかけています。

実は、その事は重々知っていましたし、当たり前の事だと納得していました。

しかし、ど忘れをしていました。現在は緊急事態の時というのを・・・。

その日は、奧さんも外出していましたので、「今日は外食でもしようか!」と子供たちに提案すると大喜びで賛成してくれたのです。

喜び勇んで外食に出掛けました。しかし、当たり前ですが夜8時以降のレストランは全て閉まっていました(泣)。

その日はコンビニ弁当と相成りました。

子供たちよ、すみませんでした・・・・。

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2021年8月 5日 (木)

50歳代の退化。

先月末に3日ほど臨時休診を致しました。

その際はご迷惑をお掛け致しました。

3日、まったく歯科の世界からはねれているだけなのですが、治療を開始した朝から午前中までの半日は、全く腕や指が動かなくて難儀しました。

たった3日仕事から離れていただけなのに・・・。

これを教訓にすると、あまり仕事から長期離脱はしない方が無難です。

長期離脱する時は、子供や後継者が出来た時か、引退する時ですね。

50歳代の脳の退化っぷりには冷や汗ものです。

まいったね。

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2021年8月 4日 (水)

オリンピック観戦。

連日、東京オリンピックのテレビ中継に齧り付くように観戦しております。

オリンピックでは通常見ることの出来ない競技をまとめて観戦する事が出来るので、4年度ごとに楽しみにしているのです(オリンピック開催の有無については、今回は考えない事にします・・・苦笑)。

多くの競技を観戦していて思うのは、どの競技もルールや参加人数が違うので、一概に比較することは難しのですが、一つ言えることは「メンタルの強い方が勝つ」ということはどの競技、選手にも言えることではないのかな・・・というのが感想。

金メダル候補のバドミントンの桃田選手を見ていて、明らかに相手選手の方がメンタルが上回っていたし、桃田選手を追い込んでいたのかなという気がしました。

技術が高い選手も、格下だけどメンタルの強い選手には苦戦したりして・・・・。

とにかくオリンピックは色んな物語が生まれていて、感動が凄い。

どの選手、どの国の方も頑張って欲しいです。

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2021年8月 3日 (火)

インプラントの微少動揺問題についての私の考え。

歯科用インプラントの治療に携わって20年以上経過しましたが、当初では知り得なかった事が経験によりだんだんと私の中で分かってきた事があります。

毎回このブログで私の治療の考え方を説明していますが、「その歯が駄目になってしまった原因の除去をせずに歯の治療をしても、また同じ原因で駄目になる」という事です。

インプラントに関して言えば、「抜歯に至った原因」をそのままにして、インプラント手術を行っても、長くは持たないということです。

インプラントが駄目になる4大原因としてあげられるのが、「歯周病」「喫煙」「内科的疾患」「歯ぎしり・食いしばり」です。

患者さんが自分の口腔内のブラッシングによる歯肉の管理が上手く出来なければ、出来る様になるまでインプラントの手術は延期した方が良いし、禁煙する、もしくは喫煙の本数をコントロール出来る様になるまではインプラントの手術を延期もしくは中止(必ず悪い症状が出る可能性があるので)。内科的疾患の場合は内科医と連携して手術のタイミングを計る。歯ぎしり、食いしばりが原因の場合はマウスピース治療および、矯正治療により適切な噛み合わせを獲得してから手術を行う・・・・などです。

とても面倒くさいと思うかもしれませんが、これらの要因を無視して、強行に手術を行ってしまうと、後々大きな問題を抱えて、かなりのストレスとなり、「インプラントなんかしなければ良かった」という事になりかねません。

では、上記の問題をクリアしてインプラントが成功したとします。それで一件落着ではありません。

インプラントにはやっかいな問題がまだあるのです。それはインプラントが顎骨と直に結合していると言うことです。

「そんなの当たり前じゃないか、インプラントなんだから」

と思うのですが、ここで、天然歯の構造について考えてみたいと思います。

天然歯は骨との連結には「歯根膜」という天然のスプリング(車でいえばダンパーみたいなもの)がついています。このスプリング(歯根膜)が過酷な口腔内環境、特に歯ぎしりや食いしばりの脅威から歯を守っているのです(歯の痛みが出るとすれば、まずこの歯根膜です。痛いから直ぐに神経を抜いてしまうのは間違いの様な気がします)。

しかし、インプラントにはこの「歯根膜(スプリング)」がついていないので、歯ぎしりや食いしばり、強い噛みしめの力を直に受け止める事になります。起きている時の食事は、「意識」というブレーキが効いているので問題ないのですが、就寝時には無意識の噛み込みが出るの、インプラントには相当な力がかかります。インプラントには「微少動揺」という微少な揺れ(ゆれ)がかかり、スプリング(歯根膜)の無いインプラントは、支えている骨を少しずつ削るように破壊して行きます。

これは、問題の無いインプラントにも発生する問題です。つまり、歯周病、喫煙、内科的疾患、酷い食いしばりの無い患者さんでも常に起こっているのです。

だから、インプラントにはかならず、メンテナンスとマウスピースによる歯の保護が絶対不可欠なのです。

・・・・・と、私は考えています。

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2021年8月 2日 (月)

判断が速い息子。

現在私の息子が使っているご飯茶碗は、私が今年の初めくらいに買ってきたものなのです。

息子もたいそう気に入ってくれて使っていたのですが、先日息子が自分で落として割ってしまったのです。

相当気に入っていたのか、かなりの落ち込み様なのです。

だから、先週の日曜に二人で新しい茶碗を買いに行ったのです。

出来るだけ多くの茶碗を見せて、選択出来る(考える)時間を作ってあげようと思って、茶碗の種類が豊富な売り場に連れて行きました。

しかし、息子は売り場に着くと、直ぐに一つの茶碗を手に取り、「これがいいです」と私に言ってきました。

時間にしてわずか10秒くらい。

私も判断が速いほうだと思いますが、それでも10分は悩みますよ。だって、壊れない限りずっと使い続けるものですから。

息子の判断の速さに、呆れるやら感心するやらで買い物も直ぐに終了。

手持ちぶさたになったので、二人で喫茶店で涼んで帰りました。

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2021年8月 1日 (日)

感動しました。

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梅雨が明けたばかりの暑いさなかの7月後半の休日の事です。

娘は中学校で吹奏楽をしているのですが、プチ演奏会が学校の中庭の様な場所で行われました。

近年は新型コロナウィルスの影響で次々と演奏会が中止に追い込まれてしまい、演奏する機会と場所が奪われてしまっているのです。

現在の上級生がそういった事情であまり活躍の場が無かったので、引退する前に家族の前で演奏する機会を作ったという事なのかなと個人的には思いました。

私の娘はフルートとピッコロという楽器を担当。

もともと小学生の頃からフルートを演奏していたのです。必然的に中学校でもフルートを選択。しかし、ピッコロを演奏する学生さんがいなくなってしまったので、ピッコロとフルートの二つの楽器を掛け持ちする事になったのです。

親の本心としては、フルート1本に集中させたい所なのですが、集団行動の中では自我を通してばかりではいけません。

私は大人になった現在でも、自我を通してしまうので(苦笑)、子供の時からそういったことを経験するのは良い事だと思います(私の様にならないように・・・マジで)。

演奏会はとても素晴らしいものでした。少しだけですが、娘のフルートによるソロがあるのです。

あまりの感動で、泣いてしまいました(苦笑)。マスクと帽子を目深に被っていたので、バレていないと思うのですが(バレていたかな?)。

その日はとても日差しが強く、蒸し暑くて大変でしたが、それを上回る経験をさせてもらいました。

娘よ、ありがとう。

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