ゴシックアーチトレーサー
衛生士学校から実習に来ている学生から質問されました。
その学生さんは、自分の教科書を指さし、「これは一体なにをしているのでしょうか?」と言ってきました。
そこにはゴシックアーチの解説は行われていました。
ゴシックアーチトレーサーとは、人間の顎の動き(特に水平的なもの)を記録して、咬合器(入れ歯や被せものを作る顎の動きをする器具)に装着し、出来るだけ忠実に患者さんの顎の動きを、義歯を作る技工士に伝えるものです。
私も開業した当時、当院の技工士の黒澤さんと遅くまで一緒にゴシックアーチトレーサーの作成や打ち合わせを行い、患者さんに行っていました【今も必要とあれば行います。あまりやらないけど】。
ただ、あまりにもアナログなため十分な情報量を引き出すことが出来ないので、今はキャディアックスというコンピュータ(顎機能検査機)を用いて一瞬で計測してしまいます(苦笑)。
一昔前は何時間もかけて装置を作り、長時間患者さんを拘束して計測していました(殆ど儲けはありません・・・😭)。
そこで、当院で保管してあるゴシックアーチトレーサーを探してみました。
まだしっかりとありました。
取りあえずあって良かった。
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