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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2021年3月27日 (土)

嘔吐反射が激しい患者さん用の画期的な治療法が開発されないかな。

聞いた話ですが、私の祖父が私の母に「もう、どんな患者さんが来院しても対応出来る」と言っていたそうです。

多分、祖父がそんなこと言っていたのは60歳くらいの事かと想像するのです。

私も早く祖父の様に、「どんな患者さんでも大丈夫」と言ってみたいです。

私が一番自分の治療で、無力感(敗北感)を感じるかと言えば、「嘔吐反射が激しい患者さん」です。

基本的に治療さえ出来れば、大抵の(大学病院の様に入院を必要とする治療は無理ですが)症例には対応出来る様になってきました。

しかし、嘔吐反射だけは駄目です。無力感で一杯になります。

最近連続で嘔吐反射が激しい患者さんが初診で来院したのですが、全く治療が出来ませんでした。

今の歯科のテクノロジーの発展は凄いです。しかし、それは口腔内に触れることが出来る患者さん限定なのです。

嘔吐反射が酷く、治療が出来ずに苦しんでいる患者さんが大勢いるのです。

(治療は出来るけど、嘔吐反射で歯の型を採る事が出来ない患者さんは、局所麻酔を併用して治療を行います。口に器具を近づけることも出来ない酷い嘔吐反射の患者さんの事です。)

偉い方、どうか、一般開業医でも楽に嘔吐反射の治療が出来る画期的な治療方を考えて下さい。

(デジタルで歯の型が取れるようになって来てますが、口の中に器具を入れることが出来ない患者さんを救いたいのです)

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