焦らずに組み直す。
私の趣味の中には「模型製作」というものがあります。
模型といっても多種多彩で、ガンプラもレゴもラジコンもスケール模型もあります。
模型の組み立てを始めたばかりの頃は、道具も揃えずにただ闇雲に始めていましたが、だいぶ経験を積んでくると、要領よく効率的に組み立てるようになってくるのです。
道具をキチンと揃えて、部品を無くさないような工夫をしながら組み立てを進めて行きます。
また、組み立てながら道具の整理整頓も同時進行で行って行きます。もうここまで来ると、料理を作るのと同じになってきます。
最近のプラモデルやレゴ(大人用の難しやつ)は、精密な構造になっていて、ちょくちょく製作過程でつまずく事があります。どんなに組み立て直しても、説明書通りに行かない事があるのです。
なんど組み直しても上手く行かない・・・・・・・・。
こういうときが一番の模型製作の面白い所です。断言出来ますが、日本製のプラモデルの場合、説明書通りに作成して上手く出来ない事は、まったく有りません(海外のプラモデルは、精度が低く、部品が合わない事がよくあります)。
100%製作者が模型の組間違いをしています。これはハッキリしています。
だから、焦らず一個一個の部品を無くさないように分解して、細かいプラスチックのヤスリカスをキチンと研磨し直して、手順通りにしっかりと組み直すとほぼキチンと組み上がります。
ここで、焦ったり、ムキになってしまうと部品が変形して壊れてしまいます。
上手くいかない時は、術者(製作者)にミスが生じているので、一度ゆっくり後戻りをする。時間がかかって面倒臭いけど、そこは焦らず、もう一回じっくりと取り組む。そうすれば必ず上手くいく。
歯科用のインプラント手術や複雑な補綴物(被せもの)でも同じ事が言えると思います。
大抵は防げるはずのミスを焦ってしまう事によって引き起こされる事が大半です。
こんな事を考えながら趣味の模型を作っている私は、ほんと理系なんだなって思います。
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