使い慣れた道具
学生の頃の話に聞いた話です。
私の後輩が中華料理店でバイトしていたのです。その中華料理店は非常に安くて美味しいと言うことで我々貧乏学生には人気があったのです。
その中華料理店で何十年と使用して来た餃子を焼く鉄板がついに駄目になってしまい、ついに新しい鉄板に買い換えたのです。
しかし、古い鉄板の時と同じ美味しい味にはならなかったという事をバイトしている後輩から聞いた事があります。
その時は、「なんでも新しければ良いというものでは無いんだな」と感慨にふけったこと(笑)があります。
まあ、何十年と言うわけではないのですが、私の使用している道具も最近新しい物が追加されました。
それは専用液と粉を混ぜて、レジンという一種のプラスチックに変える材料があるのですが、その粉と液体を混ぜる専用ボウルなんです。
開業当時からずっとそれ1個(肝機能障害がある患者さん用は別にあります)で仕事して来たのですが、今年の初め頃からゴムが劣化してきたのです。
多分それを見越してか、スタッフが新しいボウルを用意してくれました。
新しいので、ゴムも柔軟性があり、色も美しい。
しかし、なぜかしっくりこないのです。劣化した固いゴムの方(古いボウルの方)が持ったときに変形しないし、安定性が高いのです(私の手の感覚が古い方の感覚にセットされてしまっているのかな)。本当は新しい方が性能的に上だと思うのですが使い勝手が悪いのです。
多分私が使い慣れていないだけだと思うのですが・・・・。
今は、新しい方と古い方半々で使っています。
早く新しいボウルにも慣れると良いですが。
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