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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2020年2月17日 (月)

そんな〜(泣)

歯科治療というのは、いわば「形態学治療」だと常に思っています。
いわば「形」が凄く大事なのです。
コントロールとなる適正な形(ex.歯の形)に変形した形(ex.欠けた歯)を如何に近づけるか・・・が治療の肝です。
おいおい、どういうことか分からないぞって思っているともうのでもう少し詳しく。
歯や歯肉、骨、粘膜といった「口腔」を構成する各パーツはそれぞれ適切な形を持っています。
歯は28本それぞれちょっとずつ形が違い、その形の特有性のための性質があります。
前歯は「噛みきる」、奥歯は「すり潰す」といった様に。
歯肉も歯と骨との接触状態が適性だと食べカスが溜まりにくく、健康な状態をキープ出来ます。
それが、外傷や歯ぎしり、口腔内の不衛生等の外(害?)要因が加わると、歯がすり減ったり、骨が変形したり、歯肉が下がってきたり。そういった状況が口腔を不健康な状態へと導きます。
それを、適性な形態(噛み合わせだったり、歯周の歯肉の形態)に少しでも近づけて、健康な状態に近づけるのが歯科医の仕事だと思います。
(噛み合わせが正常なら歯は欠けたりしないし、歯肉の形態が正常なら歯石の溜まりにくく、清掃しやすくなります)
そのため、歯科医院でのとても大事な仕事として、患者さんの口腔内の「形態」の情報を写真に撮影して保存しておくというものがあります。
特に大事なのは「初診時」の口腔内写真がとても大事です。
初診の口腔内の状態は治療を行う上で、非常に大事な資料となるからです。
そのため、歯科医院では節目節目の時に口腔内の写真をキチンと記録して整理しているのです。
私も患者さんの口腔内の資料を一人一人パワーポイントに整理しています。
たまに見直すためにね。
で、とある患者さんの写真を整理しようとパワーポイントを開くと、約1年半分の口腔内写真のデータが破損していました。
ほんと、涙が出ましたよ。作るのに時間がかかるし、その時の状況等を詳しく記載していたのが、全てなくなっていたんだからね。
何度か修復を試みたのですが、駄目でした。
ただ、元の写真は大切に別なファイルに保存してあるので、またコツコツを作り直します。
あ〜あ(涙)

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