郡山歯科医師会の被災者への活動報告2
昨日の続きです。
10月14日の午前中にも郡山歯科医師会の役員が保健所の歯科医師会事務局に集合し、前日に引き続き被災者のケアに当たりました。
前日には知り得なかった小学校に避難している被災者の状況が徐々に分かって来ましたので、歯ブラシその他の衛生用品を配布する事になりました。
もちろん、歯科医会には多少の歯ブラシその他の衛生用品の蓄えは有りますが、足りなくなったため、本日は各自自宅にある歯ブラシその他のものを持ち寄って配布する事にしました。
午前中は、各自避難所を巡り、歯ブラシ等を配布して回ったのですが、地域により、バラツキがあり、私の回った避難所は、水害が殆ど無い地域だったためか、午前中に回った際には、撤収してしまった後という状態でした。
午後には、実際に水害にあってしまった、歯科医師会会員の所へのお手伝いへと赴きました。
台風の被害があってから2日目なので、閉鎖されている道が多く、目的地へたどり着くまでにかなりの時間を要しました。
水害を受けた歯科医院について、もはや絶句するしかありませんでした。
状況的には水没状態だったのそうなのですが、診療室の中はドロ、ドロ、ドロのオンパレード。
勿論、1日以上水没してしていたので、診療室内の機材は全て廃棄処分となると思います。
また一から診療室内の機材を購入し直して、新たな借金生活がスタートする事を考えると、本当に気の毒で、気の毒で。
その先生は、「予想していた水量だったら、落ち込む事もあると思うけど、予想を上回る水害にあった場合は、もう笑うしか無い」と笑顔を見せてくれました。
たぶん、その笑顔は我々を気遣ってくれていると思うのですが、とてもやりきれませんでした。
また、こんな事も行っていました。
水没したため、辺り一面の住宅が水没しているわけです。
そのため、「私だけの被害なら、辛すぎるけど、周りの仲間も一緒だから、立ち直る力が出ている」とも言っていました。
その水没した歯科医院の直ぐ近く(本当に100メートルくらい)の場所に、同じ歯科医師会の仲間の歯科医院も同じく水没していて、今回は2チームに分かれて後片付けのお手伝いをさせて貰いました。
こんなこと言っては大変不謹慎な事は充分承知した上で書きますが、本当に普通の生活が一番尊いです。
被害にあった方々は、普通の生活すら、難儀なのです。
毎日普通に生きられる(生活出来る)事は、有り難いこと事なのです。
不平不満を言わずに前を向いて歩いて行くしかないですね。。
早い復興を願わずには言われません。
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