阿部先生
昨日の山形県同窓会総会の続きです。 山形県の同窓会での学術講演は、母校の解剖学教授の阿部先生でした。 演題が「高齢者における摂食嚥下機能の衰えと歯科治療による再活性の可能性」というもの。 実は、解剖学の講演は非常に貴重。 解剖は車関係に例えると「地図」のようなもの。 地理的なアドバンテージがなくて、目的地にたどり着くのはかなり困難な事 しかし、地図が頭に入っていて、ゴール(正常像)が見えれば、臨床的にもかなり有利に治療が出来ます。 しかし、基礎的な研修会というのは本当に少ない、とても貴重なもの。 歯科医師になって、大金を払っても良いから勉強し直したいと常に思っているのが基礎的な勉強。 今回は、本当にラッキーでした(笑)。 私は既に3回ほど阿部先生の講義を開業してから受講しているのですが、どれもこれも肉となり血となっています。 今回受講した内容はとてもマニアックだったので、書いても良く分からないかもしれないので(実は私が良く分かっていないのかも)、印象に残った話を。 ワニの口は奥歯まで全て見えます。 ゴリラの口は犬歯までしか見えません。 なぜか?それは爬虫類は噛むことしか想定していなくて、お乳を飲むようには出来ていない。 それに対して、ゴリラはお乳を口に含む事が出来るように頬がついているみたい。 確かに、お乳を吸う爬虫類って見た事ないよね〜って ちなみに阿部先生は、ゴジラの口とキングコングの口で説明していました(笑)。
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