今年最後の歯科健診なのか?
今月の20日に今年最後の学校健診がありました。
私の担当は郡山東高校。
今年最後の健診は2年生。
感想としては、歯列不正の学生さんがすごく目立つっていう感想です。
虫歯になる条件というのがあって、一般的には歯周病説が目立っているけど、歯周病になっている学生さんと歯列不正の学生さんを比較すると、圧倒的に歯列不正の学生さんの方が虫歯が多い。
歯列不正というのは、歯並びが悪いだけの問題では無くて、上顎の歯と下顎の歯が噛む時にぶつかりあう訳です。歯並びが良い噛み合わせと言うのは上顎と下顎がぶつかり合う時に歯への衝撃が少ない状態をいい、歯並びが悪いというのは、噛み合う時の上下顎の歯の衝撃が強い状態を指します。
衝撃が強いので、当然の事ながら、歯に破折線が入ったり、欠けたりします。
歯は当たり前ですが、顎から生えて固定されていますので、毎日毎日上下顎の歯が「ガツンガツン」とぶつかり合っています。虫歯になりやすいのはこういった事が由来となっています。
予想するに、歯並びの悪い2年生は、3年生になったときに今年よりも虫歯の数が増えてくる事が予想されます。学校歯科医としては十分に気をつけないといけません。
で、今年の最後の健診は予想よりも早く終了しました。
「終わりよければすべてよし」って感じでにんまり。
しかし、最後の学校の先生より、「今日は欠席が36人もいまして・・・・・」
え、1クラス分少なかったの・・・・・道理で早く終わったわけだわ。
モジモジとしながら先生が「あの、、、言いずらいのですが、もう一日健診に来て頂けないでしょうか?」
今年最後の健診は、もう少しお預けみたいです。
とほほ。
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