番狂わせ。
現在、ドバイ・ドューティーフリーオープンが開催されています。
錦織選手は第一シードで出場していました。
しかし、2回戦でランキング77位のホルカシュ選手にフルセットで敗退してしまいました。
今年に入っての錦織選手はとても調子が良くて、昨日の調子もそんなに悪い感がしませんでした。
しかし、そこはプロの世界。
戦国時代さながらの下克上上等の厳しい世界でした。
ホルカシュ選手は負けて当たり前という捨て身の思い切りの良いプレーが目立ったのに対し、錦織選手は保守的なプレーが目立ちました。第1セットも序盤のリードを活かせずに落とし、第2セットも4−0とリードしながらも途中追いつかれ、なんとか7−5で取るという危ない展開。最終セットは錦織選手のミスが目立ち、もう立ち直る事も立て直す事も出来ず2−6で敗退。
何十年も前に読んだ本にジョンマッケンローの自伝があります。その中には準々決勝までは力を抜きながらも勝ち進まなければ成らない、なぜならシード選手は格下の選手に買って当たり前で、ツアーの期間を通して体力を温存しなければ行けないからと書いてありました。
錦織選手も怪我の多い選手ですので、そんな事を考えていたかもしれません。
マッケンロー曰く、選手のネームバリュー(有名選手とか、強いという思い込み)が格下選手のミスを引き出してくれるとの事でしたが,昨日のホルカシュ選手の様にメンタルが強い選手が番狂わせを起こす事があります。
昨日はそんな試合でした。
フェデラーやジョコビッチ、ナダルといったビック3の選手はそんな事は殆どありません。キチンと勝ちきるメンタルと体力とテクニックがあります。
錦織選手もどちらかといえば、取りこぼしの少ない選手に属する方だと思いますが、昨日は運が無かったですね。
次に期待します。
全力応援宣言!!
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