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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2018年9月 2日 (日)

歯科恐怖症2

歯科恐怖症はタイプ別に分ける事が出来ます。
まず、古典的なパターンとして、とにかく歯医者が大嫌い。
年に1人くらい、面と向かった「私歯医者が大嫌いなんです」っていう患者さんがいます。
もちろん、歯科治療が嫌いで、私達歯科医師の事が嫌いではないって事は理解出来るのですが、いきなり言われると、最初は脳が反応出来なくて『ムスッ』っとしてしまいます。
患者さんも私の機敏な顔つきに反応するのか、「あ、先生の事では無いですよ、歯科の治療が・・・・」ってほぼ100%言ってきます(笑)。
話しがそれましたが、とにかく自分では見えない口の中に機械を入れられて削られるという行為を想像するだけで、足がすくんでしまうタイプ。
その次に多いのが麻酔が嫌いな歯科恐怖症。
尖端恐怖症ではないと思うのですが、とにかく麻酔が大嫌い。このタイプは老若男女全ての年代に多いです。しかし、一度麻酔の恐怖を克服してしまうと、今までの歯科恐怖症で出来なかった治療を取り戻すかの様に積極的に治療を受け始めます。
今から10年くらい前(もう時効だから話しちゃおう)の患者さんの事です。
とある会社のお偉いさん。もう、注射が大嫌い。
しかし、どうしても歯を抜かなければならない状態。ただ、会社で忙しいとか、人前に出なくてはならない、来月になったら、来年になったら、と延々と長引かせていたのです(それでもキチンと来院してくるから偉い。流石人の上に立つ人)。
その時も会社の都合が付かないからって断りの為に来院。
で、つい私が言ってしまったのです。
「会社の都合が付かないのではないでしょ。○○さんの覚悟が出来ていないんでしょ」って。
(ほんとは、こんなこと患者さんに向かって言ってはいけないです。でも馬鹿な私はたまに言ってしまうのです。すいません)
で、その時、彼のプライドに傷がついたのでしょうね。
「先生、今日抜いて下さい。」とキッパリ言い切りました。
その時に患者さんは開き直ったのでしょうね。それ以来、歯科恐怖症はキッパリ無くなりました。
ちょっと患者さんには傷つかせてしまったと反省しているのですが、今では真面目に通院してくれています。
歯科恐怖症の話し明日に続く。

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