インプラント10年保証
昨日、インプラントの10年保証会社のガイドデントさんが来院されました。
福島の担当者が変わるというのでご挨拶のためです。
このガイドデントさんはインプラントや歯科に関わる盲点といわれるものをバックアップしてくれる大変頼りになる会社です。
当院のインプラントには基本料金の中に、このガイドデントさんの10年保証がセットになっていて、当院でインプラント手術を受けた場合、自動的に入会される仕組みとなっております(依頼されたインプラント手術の場合は依頼主の先生が10年保証を対応してくれます)。
で、昨日色々とこのガイドデントさんにお話を聞かせて貰いました。
以前、こんなことがありました。
東北のとある場所から郡山へ転勤になったので、インプラントの続きの手術(2次手術)をして欲しいとの依頼を受けたのです。
患者さんにお伺いすると、私と同じガイドデントさんの10年保証を受けているということなので、どんなインプラントが患者さんに使われているかを知るために、患者さんにお伺いを立ててガイドデントさんにインプラントの種類を照会しても良いかを聞いた上で、ガイドデントさんに聞いてみました。保証を受けるにはどんな種類のインプラントかを申請する必要があるのです。
しかし、その患者さんはガイドデントの保証対称には成っていなかったのです。
要は、ガイドデントの10年インプラント保証というネームバリューが欲しい為だけに会員登録をしていると言うことです(患者さんには「10年保証に入っていますよ」って言っているかも)。
インプラントは基本、90%以上の成功率を誇る完成度の高い治療に属します(研究、今後の技術革新は必要だとは思いますが。。。)ので、殆ど全てのインプラント治療は成功、もしくは骨に生着します。
そのために、「今回は大丈夫か、保証をしなくても」と考える先生がいても不思議ではありません。
しかし、そんな中、失敗してしまう症例も出てくるはずです。そういった症例はかなりのダメージを組織に与えている可能性があります。
そんなときに保証会社に後ろ盾になってもらうと貰わないのでは、術者の精神的余裕はかなり違うと思います。
しかも、ガイドデントが保証しますよって、謳っていながら実は保証に入っていないなんて一種の詐欺行為なのではないかと思ってしまいます(言い過ぎか!!)。
私はそんなガイドデントの名前だけを利用するなんて考えたことも無かった。
バレたときの事を考えると恐ろしくて、保険料をはらったほうが精神的にかなり楽です(苦笑)
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