親知らず抜歯時の切開線。
基本的に毎日親知らずの抜歯を行っています。
簡単なモノから難しいものまで、症例によってそれぞれあります。
手術の時に一番厄介なのは、出血によって術野が見えなくなってしまう事です。
血液が溢れかえっている術野は何か問題を抱えている可能性があるのです。
ですから、CTでの事前の診査、診断が欠かせません。
ちょっとでも事前にCTを診ているか、診ていないかで結果は大きく違ってきます。
そんな風に、毎日、毎日手術をしていると、やり方にパターンが出来てしまい、手術技術の進化がみられない可能性がある(要するに“慣れ”)と思っていて焦っていました。
でも、最近、手術時の切開に関して勉強を重ねていて、今回も今まで行ってこなかった切開線を1本加えてみました。
そうすると、かなり視野の拡大が可能になり、手術時間がかなり短縮出来ました。
技術の進化が確認出来てかなり嬉しかったです。
これからも新しい技術を学ぶ事以外に、今やっている技術を進化させる事にも重点を置いて診療を続けて行きたいと思いました。
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