しろくま歯科医院 WEBサイトへ

しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
calender

2024年12月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
AED
当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

最近のトラックバック

アーカイブ

リンク



« また同じ過ちを・・・。 | メイン | 『ISの人質』を読んで »

2016年12月 8日 (木)

スポーツマウスガード講習会

Img_2661


4日に福島市にある福島県歯科医師会館にてスポーツマウスガード講習会が開催されました。
福島県歯科医師会館は、とても立派な施設なのですが、駐車場に限りがあるのです。
そのため、ここで催しが開催される時は,いつも1時間くらい早めに到着して駐車場をしっかり確保することを旨としていました。
今回もその予定でいたのですが、朝食の時に子供たちと話し込んでしまいすっかり出発が遅れてしまいました。1時間前に到着する予定が到着は30分前。
何とか1台分の駐車スペースを見つけて駐車することが出来ました。

Img_2665


その後も、何台も駐車場に車が乗り付けてきて、駐車スペースなど関係無い状態になってしまいました(笑)。
今回のスポーツマウスガード講習会はとても楽しみにしていました。
私が校医としている郡山東高校のお役に立てるかもしれないと思っていたし、マウスピースは私の診療でも多用していますので、治療用とスポーツ用では何が違うのかを確認したいという気持ちがありました。
今回の講師は福島県歯科医師会の常任理事でもある石川伸一先生。

Img_2662


今回の講義では非常に興味深い話しが盛りだくさんでした。まず、このマウスピースは、純粋にスポーツに特化しているという点。治療用とはどうやら併用は出来ないと思いました。
スポーツに特化されているので、スポーツ界とマウスピースの関係についての説明もありました。
まず、各種競技におけるマウスガードの装着義務についてですが、以下に示す競技は義務化されていました。
・アイスホッケー
・アメリカンフットボール
・空手
・キックボクシング
・総合格闘技
・ボクシング
・ラグビーフットボール
・ラクロス
次の競技はマウスピースが推奨されるスポーツ。
・モーターサイクル
以下の競技はマウスピースの装着が自由な競技
・サッカー(△)
・ハンドボール
・バスケットボール
・野球
・スキー、スノーボード
・相撲
以下の競技はマウスピースが禁止されている競技
・柔道

柔道がなぜ禁止なのかと言えば、石川先生によれば絞め技の際に呼吸の妨げになるのではないかとの事でした。しかし、詳しい説明はまだないのだそうです。
また、スポーツマウスピースは保険適応にはなっておらず、全て実費だそうです。
マウスピースには市販のものとカスタムメイドのものがあります。
市販の物は、ストックタイプとボイル&バイトタイプ。
カスタムの物は歯科医院にて型を取るって作るフルオーダーメイド。
歯科医院にてカスタムで作る物に関しては、簡単な修理も可能です。


午前中は、こうしたスポーツマウスピースの背景および性質の講義。午後は各自でマウスピースを作製する実習を行いました。
私は、技工士さんの作製方をじっくり見学させて頂きました。
技工士さんの材料の扱いはとても丁寧でさすがと思わせるもの。材料の性質を熟知している手技で、変形を出来るだけ少なくさせる工夫が多く見受けられました。

かなり気合いを入れて勉強したので、短時間だったのですがかなり疲れました。でも早く修得してスポーツをやる方のお手伝いをしたいと本気で思いました。
なるほど奥が深い。

Img_2667



Img_2676



Img_2674



Img_2709