問題解決ラボ 佐藤オオキ著
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、デザイナーの佐藤オオキさんの人となりを知る事が出来ました。ちょうど、妻と一緒にテレビで観てて、「すごいね〜〜、面白いね〜」と感心して観ていた記憶があったのです。特にびっくりしたのは、小浜市の箸職人さんから依頼された箸のデザイン。 一見、1本の箸にしか見えないものが使用時にキチンと二本の箸になる。なんとも奇想天外なデザイン。 数百の案件を同時にこなしていると言うことで、凄い才能のあるデザイナーもいるものだなと感心した記憶がありました。 そんな折り、本屋で佐藤オオキ氏の書著を発見。冷やかし程度の気分で購入してみました。ちょうどジェフィリー・ディーバーの「限界点」という大作を読み終えたばかり。私の脳みそが「クールダウン」の信号を出していたので、パラパラと読み始め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とどんどん読み進めてしまいました(汗)。 流石に日本企業やヨーロッパ名門ブランド、伝統工芸にまでデザインの依頼の来るオオキ氏。文章もしっかりとデザインされていて、独りよがりではないキチンと読者の事を考えた「読ませる且つ面白い」文章になっていました。 しかも、デザインをメインに話しは進められますが、実は人の生き方や考え方にまで及んでいる感じ(但し、深読みすればの話しです)。私は自分の歯科医院の経営のヒントをこの本の中から探し出すことが出来ました。デザイナーだけではなく、一般の方にも読んで頂きたい一冊。必ず自分の生活の向上を約束してくれる一冊になること請け合いです。 但し、深読みすればですよ。深読み(勝手な解釈大いに結構な愉快な一冊)。
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