生意気なようですが、私の考え。
歯科の治療は理論と技術が伴わないとうまくいきません。
今、私は必死になって矯正の技術を勉強中なのですが、頭では分かっていても実際に全く手が動きません。
でも、徐々に手が動くようになってきました。
それは、毎日、毎日練習しているから。
でも、模型を使っての練習と治験で練習している奥さんの口の中では全く別。やはり実際に人の口の中で練習するとかなり上達が早いです。
技術ばかりで理論が分からないと、必ず行き詰まり、収集がつかなくなります。理論が分かっていても技術が伴わないと治療期間が長引きます。どこまでが理論のてっぺんで、どこまでが技術の終着点かを判断するのはかなり難しいのですが、それをコツコツ前進するのは、やはり臨床を数多くこなすしかないと思います。
先日、新浪博士著の『数こそ質なり・・「人の10倍の手術数」の心臓外科医が実践するプロの極意』という本を読みました。
症例数をこなせば、技術も信頼もあがる。
これは本当の事だと思います。私も毎日、大なり小なりの手術をしていますが、日に日に手術の腕が上達しているのが実感できます。
開業して11年。抜歯した親知らずの数6000本。いまではたいていの親知らずではびびらなくなりました。
インプラントも矯正も一般歯科も、いつまで続けられるかわかないけど、多くの患者さんを診療したいです。
馬鹿な私には、やはり多くの症例を治療し、勉強させて頂くしかない。
それしか私が上達する方法はないと思っています。
かなり、鉄の意志も必要なのですが。
今日はかなり生意気な感じですが、正直な今の気持ちです。
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