今日も映画の話し
昨日に引き続き、映画の話し。
今回の映画は『裏切りのサーカス』。
実はこの映画、ものすごく観たかったのです。ゲーリーオールドマンが主演男優賞にノミネートされた作品だから。
しかし、ことごとくこの映画には嫌われました。どうも日本では人気がないのか、時間帯がまったく合わないのです。
もちろん地元の郡山では絶対に上映しませんから、東京でのことということになります。
上映時間がたいてい、夜の最終だけとかのパターンが多く、新幹線の時間がある私には出来ない相談でした。映画のために次の日休診にするわけにはいきませんから。
そんなときに、チャンスが訪れました。
以前ブログでもお伝えしたのですが、東京歯科大学同窓会総会が福島で開催されました。その福島でこの『裏切りのサーカス』が夜最終上映であるのです。
時間も懇親会後に映画館へ向かえば十分間に合うのです。これはチャンス。
しかし、そうはうまくいきません。懇親会が終了し、部屋へ戻ろうとすると、幹部の先生に、『猪狩、二次会にも出ろよ』と鶴の一声。
その時点で映画の事は諦めました。
二次会へ出席すると、私の席が末席しか空いていなく、しかも、出席した先生方は皆さん楽しくおしゃべり中。誰も私が出席していることも気がつかない様子。つまり一人で誰にも相手にされていない状態だったのです。
いつもなら気まずい時間を一人もんもんと過ごすのですが、今日は割り切って、さっさと会場を後にして映画館へ。映画が始まる5分前のぎりぎりの状態でした。
この映画、スパイ映画の最高傑作といわれるジョン・ル・カレの『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』という小説の映画版。
かなり内容が難しく、集中して観ないと一度では分からないという映画評をいくつか見ました。そういう映画は、とにかく集中してシーンの一つ一つを暗記するつもりでじっくり鑑賞するのがコツ。
大まかな内容は知っていたのですが、それでも難解な映画でした。しかし、映画の種類としてはかなり好きな部類。無理して観て良かった思いました。レンタルで借りてきたらおそらく途中で子供の邪魔が入り、内容が分からなくなった可能性が大きいので(笑)。
ホテルの部屋に戻り、パンフレットを入念に読み返し、じわりじわりと面白さが体に滲んでくるのが分かります。
『あのシーンは、そういうことだったのか・・・・』みたいな。
早速、小説も読みたくなり、帰りに本屋へ。しかし、どもの本屋も完売。3軒目の本屋でようやくゲット。
今読んでいる J・ディーバ-の 「追撃の森」が読了したら取りかかりたいと思っています。
楽しみ!!
最近のコメント