人間を育てるということ
しろくま歯科医院に入社して、約1年もすると、とてもスムーズに仕事が出来るようになります。
衛生士さんや助手さんが、私の診療の際のクセや好みを覚えてくれるからです。
これは非常に大事なことだと思っています。
やはり、治療途中に戸惑うと、チェアータイム《治療時間》が伸びますし、患者、Dr両方がかなりのストレスが掛かるからです。
そのため、新人の従業員が入社すると、かなり一生懸命指導していきます。
もちろん、すべての従業員を同じには扱いません。人それぞれキャラクター(個性)がありますので、その人にあった指導法を採用します。
例えば、厳しく言った方がよく身につく人、厳しく言ってしまうと逆に萎縮してしまう場合は、ほめながら育てるといったように。
もちろん、個人差がありますから、時間がかかる場合もあります。しかし、逃げずにちゃんと付いてきてくれると、かなり良い方に大化けする可能性があります。
過去には、仕事を覚えるのが辛くて、辞めて行ってしまった人たちもいましたが、実に残念なことです。
私は、自分で言うのも変ですが、きつく言われると萎縮するタイプのようです。大学院の時、能力が足りない私は、かなり皆の足を引っ張っていました。やはり団体行動ですから、厳しく叱られます。
精神的に脆いので、立ち直るのに何日もかかるのです。でも、主任教授だけは、私を見抜いていたようです。研究の指導の際も、常に優しく指導してくれました。さすがです。
かなり勝手な良いわけですが、この時、人間の育成について学んだように思います。
私は、実は父親譲りの短気ですから、たまに人格関係なく従業員に対してキレてしまいますが。
反省しなければいけません。
私もまだ人格育成中なのです。
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