歯ならびが第一印象を左右する
本日は、デンタルトリビューン紙2009年9月号よりお届けいたします。
今回は、一般社団法人 日本臨床矯正歯科医会がインターネット調査を行ったデータをお送りします。
◇7割が「歯並びが第一印象を左右する」と認識
●●全国の男女1.000名を対象に●●
日本臨床矯正歯科医会(会長=平木建史氏)は、6月に全国で10~50歳代の男女1.000名を対象に『歯並びと矯正歯科治療』に関するインターネット調査を行いました。
その結果、「歯並びで第一印象が左右されると思うか」に対して、「思う」20.4%、「やや思う」52.2%と、合計72.6%が歯並びによって印象が異なることを感じている結果となりました。
特に、お見合いや入社試験、デート、商談といった重要な社会活動においては、歯並びが結果を左右する可能性があると認識されています。
「歯並びが美しい人から受ける印象」としては、「清潔感」や「健康的」、「上品」が上位を占め、同会は「日本でも米国のような意識が広がりつつある」とコメントしています。
◇9割は年齢制限があると誤解
さらに、「歯並びに自信がない」が46.2%と半数を占めており、「口の状態について当てはまるもの」(複数回答)では、「歯並びが不揃い」22.6%、「歯と歯の間にすき間がある」21.8%など、実際に不正咬合の疑われる人が全体で63.4%に達しました。
一方で、矯正治療に関する知識は乏しいことも明らかになりました。「舌癖が歯並びに影響する」について「知らない」が81.7%、「歯肉が健康ならば何歳でも治療可能」については「知らない」が86.9%でした。
つまり、半数は「歯並びに自信がない」と思いつつも、9割が治療には年齢制限があると誤解していることがあきらかになりました。
同調査では、「20歳代で矯正治療をはじめた人」が、2007年に8.1%、2008年に12.0%、2009年に15.4%と3年間で顕著に増えているという結果も示されました。
今後も継続して情報提供し、矯正治療を正しく理解してもらうことによって、さらなる潜在患者の掘り起こしにつながるだろう と占めています。
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