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しろくま先生のブログ
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2008年7月 5日 (土)

セカンドオピニオン

私の歯科医院には良くセカンドオピニオンの患者さんが多く来院します。

セカンドオピニオンというのは、主治医以外の先生にアドバイスを伺うというものです。

私の歯科医院に訪れるセカンドオピニオンの患者さんは、半分以上の患者さんが自分の主治医の意見と私の意見が同じのため、6割近い患者さんが元の主治医の所にお戻りになります。

逆に私の患者さんで他の先生に意見を聞いてみたいという患者さんももちろんいます。私は、その治療に適切な先生をご紹介させていただいています。自分の歯の事ですから、自分で治療の選択権を持つのは当たり前のことです。非常に良い制度だとおもいます。もちろんセカンドオピニオンに付いては保険請求ができますので、特別損害を受けることもすくないです。ですから大いにこの制度を利用していただきたいと思います。

しかし、先日訪れた患者さんのセカンドオピニオンを行った時はすこし我が耳を疑いました。ほとんどの先生の治療内容というのは納得出来るものです。こちらも異議を唱えることは少ないのですが・・・。

その患者さんが訪ねてきた理由は、「この歯は抜く必要があるのか?」というものでした。

最初に問診をさせていただき、視診をし、最後にX線(レントゲン)を撮影しました。しかし、この患者さんが抜歯を勧められた歯は全く健康なのです。少しむし歯がありますが、一日で治せる軽症のものです。しかも部位は前歯です。

健全な女性が、何にも問題のない前歯を抜歯させられたらたまったものではありません。人間の歯はもう再生することが出来ない、大切な宝なのです。

最近、歯科の患者離れが叫ばれて久しいですが、こういうモラルのない馬鹿な歯医者がいることで、頑張ってまじめに治療を行っている歯科医医師までもが同じ目で見られてしまい、被害を被っています。

この患者さんは、他にもその歯医者によって抜歯させられていました。患者さん曰く、歯医者の言うことは絶対だと思ったそうなのですが、さすがに前歯は怪しいと思ったらしいのです。

ほとんどの歯科医師は健全でしっかりとした治療を行っていると思います。ただ、ごく一部に馬鹿な歯科医師がいるのですね。疑問に思ったらすぐに他の歯科医に相談(セカンドオピニオン)をすることをお勧めいたします。

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