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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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2008年7月15日 (火)

1本の歯を守るためには

私の元々の専門は入れ歯やインプラントといった、歯が欠損した部分を補うことなのですが、私が大学を出てから、だいぶその意味合いが変わってきました。

まず、インターネットが大幅に普及し、患者さん自身が自分自身で調べることが出来るようになってきたこと。それから、医療が大幅に進んだことです。医療が大幅に進んだ理由がズバリインプラントです。

昔インプラントはとても難しく、大変でした。CTスキャンも一般的では無かったし、機材も複雑で、しかも高価でした。大学や専門性の高い限られた開業医が行うものでした。しかし、診療報酬の削減で医院の経営状態が悪化し、一般の開業医もインプラントを行う時代になりました。またそれに伴い、メーカーの方も技術改良を行い、簡便で成功率の高いインプラントもたくさん出現しています。

しかし、変わっていないことは人間の口の中の構造です。当たり前ですが。そのため、依然私の中で、口腔内の欠損部分を補う一番のものは入れ歯だと考えています。過去の実績はインプラントの比では無いですし、長年歯科治療を行ってきても淘汰されていないのがその証拠です。

では、入れ歯と最新のインプラントをどのように使い分けるのが良いのかということですが、まず私は入れ歯を使用してもらい、それでもだめだったら、インプラントを検討する。もしくは出来るだけ少ない本数のインプラントを効果的に埋入して、入れ歯との共存を計る等が考えられます。

1本でも多くの歯を守るには、最新の知識と今まで培った技術をフルに使って保護して行くしかないと考えます。すぐに抜歯して、すぐにインプラントというのではあまりにも患者さんが可哀想です。

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