欠かせぬ自己管理
昨日の続きです。
本日も、「なくそう減らそう糖尿病 なくそう減らそう歯周病」シンポジウムのなかから、鴨井久一日本歯科大学名誉教授の基調講演をお送りいたします。
欠かせぬ自己管理
歯周病と糖尿病の間には、様々な相互作用があるはず。
まず、重度の歯周病になると、炎症がひどくなっているので、ブドウ糖の代謝障害が出てくる。また、歯周病菌からでる毒素が脂肪組織や筋肉などの中に入って損傷を与え、インスリンの効きが悪くなり、血糖コントロールが悪くなる。
一方、2型糖尿病の患者さんは食生活改善が必要なばあいが多く、合併症などによって体の中に慢性炎症を抱えている。
この場合、免疫機能が落ち、コラーゲンが主成分の歯肉の合成が阻害されると考えられる。
味は、歯を支えている所にある「歯根膜細胞」で感じている。肉をぐっとかんだ時に「ジューシーだ」と最初に感じるのは、歯根膜細胞のセンサーさが、歯周病によってそういう機能も悪化する。
歯周病と糖尿病の類似点の一つは、発症しやすい年代だ。慢性歯周炎は35歳ぐらいから増える。2型糖尿病も同様だ。毛細血管に異常が生じる点も似ている。また、糖尿病は食事、運動療法による生活習慣改善で血糖値をコントロールする。歯周病も同様で、歯を磨くという生活習慣によって予防する。
歯を磨くのは歯の汚れを取るだけでなく、感染源を除去するのが最大の目的で、プラーク(歯垢)コントロールと呼んでいる。
生涯コントロールし続けなければならないことも共通している。糖尿病は「しっかり治療しなければ、生涯治ったと同様な状態を保てる疾病」とされている。
定期的に医療機関へ行って、状態をチェックすることが非常に大事だ。
歯周病も「歯ブラシをかけたらちょっと血がでるけど、そんなに痛くないから」と放っておくのは良くない。3ヶ月に1回とか、半年に1回行って、歯肉の状態などをチェックする必要がある。
糖尿病も歯周病も、自己管理が欠かせない。病気になったら医者が治せ、歯医者が治せじゃだめだ。患者自身がどう意識を持って、自分の病気と闘っていくか、そして病気とうまくつきあって行くかと言うこを是非考えてほしい。
治療法のうち、プラークコントロールの基本は自助努力だ。家庭で誰でも出来る、歯ブラシという手段がある。自己流で磨く人もいるが、細菌がちゃんととれればそれでいい。一方、歯石は歯ブラシでは取れないので、歯科医院で取ってもらう。
また、歯周病の検査に唾液の中の細菌を調べる方法もある。歯科に抵抗のある人も、この方法なら受けてもらえるかもしれない。
歯周病菌をすべてなくすことは出来ないが、割合を少なくして、悪さをしないようにし、共存共栄することは出来る。是非、口の中にいい菌を増やしながら、健康で生きていってほしい。
古い映画で「明日ではおそすぎる」というせりふがあったが、歯周病対策についてはそういう意識をもって、自分自身で対処してほしい。
参考文献 毎日新聞 8月20日分
先生お世話になっております波田野です。
歯周病にもっとも有効で副作用もない菌があります。
特殊納豆菌でさまざまなエビデンスもあります。世界9カ国の菌体特許の製品で今は、サプリメント扱いで販売しています。もしも関心がありましたらサンプルと資料を先生のもとにお送りさせていただきます。メールいただければありがたいです。