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2007年2月27日 (火)

口腔ケアとは

口腔ケアとは何なのでしょう。

「口腔ケアでいきいき」(医歯薬出版)にはこう書いてあります。

口腔ケアとは「歯、口腔を中心とした顎咀嚼系諸器官の疾患の予防、健康保持を行うことにより、全身や精神の健康増進に寄与したクオリティー・オブ・ライフ(QOL:生活の質)を高めるための科学的知識に基づく技術の実践」とあります。

口腔ケアは何も高齢者だけのものではありません。乳幼児から成人の日常の健康維持はもとより、疾病にかかった場合の症状の改善や生命維持にとって欠かすことが出来ないものです。

口腔ケアが不十分だと、生活の基本である食べることもままならなくなります。

歯や口腔、摂食・嚥下機能の低下や障害で、それらが阻害される事があります。

その場合でも生きていくためには、経口摂取にしろ、経管栄養にしろ、体内に最低限必要な量と質の栄養素を摂取しなければなりません。しかし、食物(栄養素)が口から摂取出来ない場合であれば、口腔ケアは必要ないかというとそうではありません。

むしろ、使用されない(機能しない)器官は質的・機能的萎縮を来すので、この場合はいっそう口腔ケアが重要になってきます。

例えば唾液分泌の低下や口唇の閉鎖不全、口呼吸による口腔乾燥で、粘着性の舌苔(舌の上に付く白いもの)が付着し、口臭、歯周病、カンジタ症、味覚障害が発生しやすくなることが知られています。

また、口腔の機能は食べる機能だけではなく、発音、感情表現、味覚、道具的機能、愛情表現を行ったりと、私たちが社会生活を送るうえで、実に多様な役割を担っています。これらの機能はどれをとってもひとたび失われると重大な支障を来します。口腔ケアは、これらの役割を的確にバックアップして、多彩な生活の質を保っていくうえでも必要であり、そこに口腔ケアの意義があると思います。

口腔ケアの重要性、改めて思います
事が大きくならない内に治癒に心掛け
予防も日々大事な事と反省してます。

by ゆここ | 2007/02/27 8:44:16

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