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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2007年1月 9日 (火)

危険な言葉

ドクターハラスメントという言葉を知っていますか?

医者が患者さんの心情や立場を考えずに、患者さんの心に傷を作ってしまうことです。

私は、なによりこれを恐れています。

患者さんの事を考えて、発言するように気をつけていますが、中には不用意な言葉を発言しているかもしれません。

こうした言葉は、時に大きな問題を引き起こします。

なぜかと言えば、歯科医師が見る歯科医師の評判と患者側から見る歯科医師の評判は、一致していないことが多いからです。

歯科医師としては1流なのに、患者さんに厳しいのでは、全く意味が無いと思います。「こんなになるまで放っておいて」なんて言葉は持ってのほかです。患者さんも、自分の歯が気にならない訳がありません。ただ、仕事が忙しかったり、怖かったりなど理由があったはずです。

我々は、歯を治す以前に、心のケアをしっかりしていかなければいけないのかもしれません。

治療費、通院回数、今後の状態など歯に関する悩みはつきないと思います。まず、それを解消してあげて、自分に治療できない場合は、出来る先生を紹介してあげれば良いだけです。

患者さんが求めているのは、気遣いが見られる態度、言葉であると思います。また歯科医師も患者さんに信頼される言動、行動を心がけなければいけないとも思っています。

これは、医科・歯科医療の中の問題だけでは無いと思います。

人との出会いの中で、この人とはいつまでも仲良くしていたいと思わせる人間なのか、もう金輪際つきあいたくないと思わせる人なのかは、相手の心情を思いやって話を出来るかにかかっていると思います。

最近、良い経験をしました。一つは、休みの日に家族で遠路に行かなければならない用事がありました。

そこは、山奥の場所で、大雪のために到着が大幅に遅れてしまったのです。周りにはもう食事をするところもありません。宿泊するホテルの目の前に、小さなレストランがありました。だめ元で訪ねたのに、そこのご主人は、遠路からの疲れをねぎらい、精一杯のもてなしをしてくれました。本当にありがたかったです。もうお会いすることも無いと思いますが、死ぬまで私たちの心の中に留まっていると思います。

次の日なのですが、今度も勉強になる人に出会いました。もう定年を迎えた大人なのですが、非常に子供のような方なのです。わがままと言ったら良いでしょうか。

常に上から物を見ることしか出来なくて、話をしていても本当に疲れます。しかし、本当に勉強になりました。この人の様な言葉、態度は相手を磨り減らすのだなと言うことが。

日常でも言葉は、使い方によっては暖かいスープにも鋭い凶器にも変わるのですね。

気をつけたいです。

言葉ずかい  これは本当に難しいです、
お金がかかるわけでもないのですから、相手を
思いやる気持ちで,話したいものです。


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