福山雅治について
しろくま歯科医院は木曜日にお休みをいただいています。
たいていは、映画を見に行ってしまうか、家でごろごろしているときが多いです。
今週は以前から予定していた『福山雅治 PHOTO STAGE -記憶の箱庭-』を見に行きました。
場所は、六本木ヒルズ森タワー52階にある森アーツギャラリーです。
その日は、朝ゆっくり起きて、12時半の新幹線に乗りました。2時ちょっと過ぎにはもう会場に到着していましたから、本当に近くなったものです。
私が福山雅治の写真展に行きたいと思ったのは、私が大ファンだからです。しかも歌手の福山も大好きですが、写真家の福山雅治の方がもっと好きだからです。
ちょくちょく、雑誌などで彼の撮った写真が出ることがあるのですが、なかなか良い写真でもっと沢山みたいという欲求は常にありました。
彼の写真が載っていれば、女性誌でさえも購入していました。
私が福山雅治を好きになったのは、もうだいぶ前にドラマで福山が歯科医師の役をやっていたときがあって、それがきっかけです。
余談ですが、その歯科医師役をしていた福山がドラマ上で使っていた歯科医院を設計したデザイナーがデザインした歯科医院で実際に歯科治療を受けた事があります。
非常に狭いスペースだったのですが、人が動きやすいように設計されていて、見た目が狭く感じない良いデザインでした。良いデザインは使いやすいとそのとき思いました。
当時の私は、福山にあこがれて、写真を撮って見たくなり、カメラを購入する事を決意。やはり福山と同じライカで写真を撮ってみたいとせっせと節約生活を送りました。
念願かなってライカを購入出来たのは、ライカを買うと決めてから1年後。昔も今も、ライカは高価なのです。歯科医院のバイトの半額を毎月貯蓄して購入しました。しかし、購入出来たのはボディだけ。レンズを購入できたのはさらに8ヶ月後でした。そのレンズなしライカでもとてもうれしくて、自宅に帰るとボディを首にぶら下げて磨いていたものです。
レンズを買う8ヶ月の間に一度泥棒に入られています。ライカはいつも引き出しの奥の奥に布に包んでしまっておいたので、泥棒には盗まれませんでした。ほこり対策としてそうしていただけだったのですが、思わぬ幸運にも恵まれました。
福山の写真展の話に戻しますが、とても印象に残る1枚がありました。
ニューヨークの町並みを撮影した写真があるのです。その写真にはワールドトレードセンターのツインタワーがまだ存在し、そのツインタワーに平行するように福山のVサインが写っているのです。撮影当時はその後の惨事の事など知らないで撮っているのに、将来の事を暗示しているようでとても感慨深い作品なのです。本当にプロのカメラマンの様な写真展で、電車賃を払って見に行く価値は十分にありました。
またうれしかったのは、福山のライカM4が展示してあるのです。いつも福山が手にしているライカがそこにあるのはとてもうれしかったです。形は私のライカと同じですが、やはりそれは福山のライカで、誰の物でも無いと言う感じがしました。
ライカにはそれぞれシリアルナンバーが刻印されています。そのナンバーがわかれば、だいたいそのライカがいつ頃どこで作られたかがわかります。私は記念に福山のライカのシリアルナンバーをこっそり控えてきました。これは私の宝物になりそうです。
お休みをさいて、趣味の為に出かける、おしやれですね
読んでる私まで、心の栄養になり、豊かになりました。