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しろくま先生のブログ
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2006年10月 3日 (火)

プロポリス

本日は、ミツバチのお話です。Mitubachi

我々人間は、口の中に唾液腺というものを持っていて、そのおかげで、口の中の唾液で潤わせることが出来ます。

虫にも唾液腺をもっているものがたくさんいて、色々な形で唾液を利用しています。

例えばミツバチは巣を修理したり補強したりするのに、プロポリスと呼ばれるものを作ります。

ミツバチが、ポプラ、ブナ、マツといった植物の木の芽、つぼみや傷口からにじみ出ているネバネバした樹脂などを集めてきて噛み続けますと、樹脂が唾液中の酵素と混ぜ合わされ、その一部が他の物質に変化していきます。

変化した物質をプロポリスといい、50パーセント以上は樹脂ですがその中に30種類以上の化学物質が含まれています。

ミツバチの巣では、このプロポリスをふんだんに使って補強されていますので、その中の「フラボノイド」という物質の殺菌作用により伝染性の菌などが殺され、非常に清潔な環境を保つことができます。

ミツバチがどの木から樹脂を集めたかによってプロポリスに含まれる物質も異なってくるわけで、最近プロポリスが健康補助食品として話題になっているのは、その中に濃縮されているこのフラボノイドという化合物のためです。

これは、広く植物に分布している植物色素の総称で200種類以上あり、野菜や果物にも含まれています。

赤ワインを飲むと心臓病の予防にもなる、と話題になったことがありますが、これはその中に入っているフラボノイドの一種の効用という報告もあります。また、菌類に対する抑制作用を持つものもあって、例えば消臭用としてガムに配合されて市販されてきました。

フラボノイドの生体内での消化吸収のメカニズムは十分に解明されていませんが、フラボノイドがたっぷりと入ったプロポリスを飲みやすく液状や錠剤にしたものも売られていて、ジュースやお茶に溶かして飲む事により健康保持の効能をうたったものも有るそうです。

今日は唾液の働き(人間以外)をご紹介いたしましたが、またいつか紹介いたします。

参考文献 「唾液は語る」 山口昌樹 高井規安著 工業調査会

プロポリス 。理解できました
良く働きを知らないで、身体に良いもの、と
云うだけで利用する
恥ずかしいおもいをしています
時々医療語を紹介、解説お願いします。

by わいわいわい | 2006/10/03 8:35:04

ハチミツ好きです。よくラベイユで買ってます。ヒマワリや栗の花の蜂蜜が好き。。。ってそんな話ではないですね。失礼いたしました!

「板」のレスありがとうございます。勉強になります。


わいわいわいさま
私もこのブログを書きながらプロポリスの事を勉強しました。これからも続けていきます。

須田先生
この話とは関係ないのですが、最近チーズに目覚めました。千葉に住んでいた頃、食べた「ボナフェッツァ」という胡椒が入ったクリームの様なブルーの様なチーズを探しています。
知っていますか?

by しろくま | 2006/10/03 16:13:56

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