薬剤の副作用
最近は、体の栄養分の不足をサプリメントや薬剤によって計画的に摂取する人が増えてきています。
今日のお話は、これに黄色信号を灯すかもしれません。
Dental Tribune紙からのトピックです。
薬剤の過剰摂取や薬剤とビタミン剤やハーブなどとの組み合わせによって生じる口腔内の副作用反応をいち早く診断し、治療するのは歯科医師である場合が多々あるという報告がGeneral Dentistryに発表されました。
筆頭著者のScott S. Derossi博士は、
「薬剤に対する口腔内の反応はさまざまである」とし、AGDスポークスマンのEric Shapira博士は、「薬剤反応は摂取した薬剤によってことなる。例えば、次サリチル酸ビスマスの過剰摂取は反応であれば、黒舌が認められるが、一時的で無害なものである。抗菌薬の過剰使用によっても同じ反応がみられ、毛舌が生じる場合がある。噛むタイプのビタミンC剤など酸性の薬剤によってアフタ性口内炎が生じる可能性もある」としてきしているます。
これらの薬剤反応には予防が可能なものがあることから、歯科医師は患者がどの様な薬剤やビタミン剤、ハーブなどを摂取しているかを把握する必要がると述べています。
Derossi博士は、「防げないものも多いが、早期発見と適切な治療、投薬計画の変更によって解消できるものもある。高齢化が進むに従い、また、より多様な薬剤が使用されるようになっていることから、さらなる薬剤による口腔内の副作用に遭遇する可能性がある」と指摘し、
「副作用のなかには危険なものとそうでないものがあり、服用した薬剤の量や種類によって異なる。歯科医師はビタミン剤の過剰摂取によって深刻なダメージが生じることがあることを覚えておく必要がある」と注意を促しております。
今回のレポートと、自分で勉強したなかでも、非常に見に迫るものがあります。毎日観察しているつもりでも、患者さんの生活も時には、詳しく聞き出す必要があるのかもしれません。
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副作用を思う時、それが逆効果を生む
よく調べて、と思います。