もっとも困難な部類の治療とは。
噛み合わせ治療の中でもっとも困難な治療として、「顎変異症(MLD)」があると思います。
どういうことかといえば、左右の顎の位置がズレている症状です。
元々人間の顔は左右非対称なのです。生まれた時から基本的にズレている顔が何らかの原因でさらにズレが生じると多く身体的不具合を生じてきます。
私の顔の写真を使って人間の顔がシンメトリー(左右対称)では無く、アシンメトリー(非対称)と言うことを確認してみます。
写真1番目が本来の顔写真です。2番目が左右を正中から分けた顔写真、3番目が右どうしを合わせた顔写真、4番目が左どうしを合わせた写真です。
こうしてみると、多くの箇所で左右非対称ということが分かります(口角や目の位置等々)。
そのため、我々歯科医師は口腔の治療を行うためには、左右の対称性を見極める必要があるのです。
歯列の乱れは顎関節の不調を来し、ひいては側頭骨という頭蓋の一部の変形も招くのです。
そのため、そういった患者さんの治療を行う為には最新の注意が必要なのです。
そういった患者さんを治療するためのセミナーがZOOMにて開催されました。
本当に待ちに待った研修でした。すべての矯正治療のテクニックを駆使しての治療となるため、矯正の研修の一番最後に行われる事が多いため、ウズウズしておりました(笑)。
研修の内容は本当に素晴らしいもので、研修会終了後に忘れないように復習を多く行いました。
私の患者さんにも多く顎変形症の患者さんがいらっしゃいますので、必ず貢献出来るはずです。
楽しみ。
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