自分の口の機能は???
先日、私のストレスの度合いを調べるということで、ブラックスチェッカーを作成し、実際に体験してみた事をこのブログに書きました。
ブラックスチェッカーを行った研修の日に、今や私の診療には欠かすことが出来ない顎機能検査のキャディアックスの実習も行いました。
いつも患者さんに当たり前の様に行っているキャディアックスですが、自分の体で自分の顎機能を検査してもらうというのは大変貴重な体験でした。
このキャディアックスの扱いを習うために、装着して検査した事はあったのですが、その時は機器の扱いもグラフの読み方もチンプンカンプンでしたので、あまり自分の顎機能について理解できませんでした。
その際に自分の模型も持参していましたので、咬合機(技巧物を作成するための疑似口腔機材)に装着して、キャディアックスのデータと自分の噛み合わせについて詳細に調べました。自分の顎機能を自分自身で(笑)。
まあ、ちょっと驚愕というか、まったく予想もしない結果でした。
私は大学時代に矯正の先輩に「お前はⅠ級咬合だから、心配いらないね」と言われていたのに、私はⅢ級咬合だったのです。しかも、そのⅢ級咬合特有の顎機能の乱れも見つかって、ちょっとショックでした。
自分は噛み合わせだけは良いだろうと思っていたのです。
しかし、考えてもみれば自分の口の中にインプラントが装着されるほど口の状態が悪かったので、当たり前と言えば当たり前です。
しかし、この顎機能を精査してから歯科の治療を行うのと、顎機能を精査しないで治療を行いのでは雲泥の差が出てしまうのは、もはや当たり前なのかもしれません。
だって、顎の動きしって、その動きを妨げない様な歯の植立をつくる事が出来るんですから。
(このキャディアックスを使用した治療は自費治療です)
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