素晴らしい研究。
もはや顎関節の勉強は完全に私のライフワークといっても過言ではありません。
私の診療の軸ですし、生活の軸でもあります。
ですから、顎関節の関する書物は基本的に眼を通します。
ただ、顎関節に関するの治療方法は幾通りかのやり方があり、全てを勉強する訳ではありません。
自分の考え方に沿わない理論にはあまり時間を使いません。
そんな中、顎関節の解剖で、靭帯の勉強をしている時に、参考文献に東京歯科大学の阿部先生の名前が出ていました。
この論文、どこかで見た事があると思って思い出して見たところ、私の先輩、しかも郡山で開業されている大内先生の論文に似ていると気がついたのです。
早速、その事を大内先生に確認してみたところ、やはりその参考文献に使われている論文は大内先生が執筆したものでした。
もうかれこれ20年以上前に執筆したはずです。やはり素晴らしい研究は、何年経っても色あせないのです。
私の書いた論文なんて、多分誰も読んでいないでしょう。残念ながら。
そこで、大内先生に「原著論文ください!」ってお願いしたのですが、流石に昔すぎてもう配り終えてしまったとの事。残念です。
でも、凄く良い研究なのです。
久しぶりに著者の顔を思い浮かべながら勉強をしました。
素晴らしい。
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