強気なのか弱気なのか、馬鹿なのか。
人生はバランスです。
理想な人生=生活(趣味含む)50:仕事50 位の比率が一番いいと思うのですが、実際はそんな事は全くありません。
仕事を始めたばかりの新人さんは生活70:仕事30(もしくはその逆か?)ぐらいだろうし、私みたいな働き盛りは間違いなく生活10:仕事90位です(苦笑)。
今日はその人生のバランスの話です。
私は歯科大学生時代かなり勉強に追いつけなくて苦労した経験があったので、将来自分が開業した際に、普通に歯科治療をしていたのでは全く勝ち目がないと感じていましたので、開業した後の戦略(まだ歯科医師にもなっていない学生時代)を悶々と一人下宿先で考えていました(苦笑)。
開業前にしたリサーチでは、開業医はどんな症例を大学病院なり大型歯科医院へ紹介しているのかを調べました。
それによると、危険が伴い、ちと面倒くさい親知らずの抜歯や難しめのインプラント症例、小手術、難易度の高い噛み合わせ症例等を紹介していると分かりました。
つまり、これらが歯科医業の「ニッチ産業」ということになります。
だから、このニッチな症例は基本的に自分で出来る様にしたいと30、40歳前半は毎週毎週研修会や学会にあしげく通い徐々にではありますが、自分のものにしていきました。
同地域の先輩には、「普通の歯科医師がやらない治療をする歯科医師」と揶揄されたり、大学の先生からは「よく開業医でこんなことするな」と呆れられていました。
しかし、父親不在で苦労した学生時代を挽回するには挑むしかなかったのです。
今では、まだまだ完璧とは言えないまでも、納得出来る位の仕事は出来る様には成ってきていると思います。
この様に仕事ではニッチで危険度が高い診療に果敢に挑む事が出来ているのですが。。。。。
趣味の模型の作製では、誰でもがやっている「エアブラシ塗装」の扱いに苦慮しています。
仕事では「攻め」なのに、趣味では完全な「守り」なのです。
一応、趣味の道具はコツコツと揃えてはいるのですが、塗装にエアブラシが怖くて使えない。
たかが、数千円の模型だから失敗してもかまわない(いや、絶対失敗しない、失敗しても塗り直せばいいから)と自分に言い聞かせてもどうしてもエアブラシ塗装が怖くて、怖くて。
私は強気なのか弱気なのか、、はたまた馬鹿なのか。
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