今までありがとうございました。
明日から山形へ出張のために、一大イベントに立ち会えないのです。
それは、当院のユニット(診療台)の5台あるうちの4台を最新式の物に交換するのです。
で、交換すると言うことは、古い物を撤去するということでもあります(泣)。
古いユニットには思い出が沢山あります。
オーダーする時も、その当時は珍しかったモニターを無理矢理付けて貰ったり、今では当たり前の口腔外バキュームを付けて貰ったり、サクション(口の中の唾液や水を吸うもの)をダブルにしてもらい、手術の時に唾液と血液を別に吸引出来るようにしたり・・・・・。
かなり、メーカーに無理を言って作って貰った思い出があります。
この古いユニットで、かなり私自身を育てて貰いましたし、家族と従業員を養う事もできました。
もう、感謝感謝しかないです。
本当は5年ほど前から交換時期が来ていたのですが、経営的に打撃のある出来事が起こってしまって、無理矢理修理して使っていたのです。
前出でも書きましたが、丁度ユニットの交換と出張が重なってしまい、古いユニットの撤去に立ち会えない事になったのです。
私としては、家族と永遠のお別れをするようで、とても悲しい事でした。
そのため、最後の最後に自分で、簡単ではありますが、清掃とお別れを出張の前の晩に奧さんと行いました。
特に思い出に残っているパーツや自分の修理した箇所、傷ついた箇所を丁寧に写真に収めました。
これらのユニットで最初に診た患者さん(私の場合は、母方のお婆ちゃんでした)と最後に診た患者さん(CRという処置を前歯にしました)はずっと忘れないだろうな。
今まで16年間お疲れ様でした。
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