血のつながり
先日、患者さんに小学生の頃からの友人のお子さんがいらっしゃいました。
もう、それはそれは小学生の頃の友人にそっくり。
もう、顔が似ているのは当然の事で、立ち居振る舞いまでもがそっくり(笑)。
私の息子も私の小さい頃に良く似ているって言われます。自分では全くそんなこと思っていないのですが。
で、その友人のお子さんを見ていると、ちょっとだけ哲学的な気分になってしまいました(笑)。
「あ〜〜、子孫を代々残していくっていうのは、こういう事なのか」って。
今、ニュースで子供の虐待の事を多く報じられていますが、これは、子供を虐待しているのでは無く、至らない自分自身を子供のせいにして虐待しているに他ならないと思ってしまう。
要するに自分そっくりの子供に、出来損ないの自分を投影し、自分自身を傷つけられない代わりに、身代わりの子供に「躾(しつけ)」という名の虐待をしているのではないのか。
自分自身の至ら無かった所は、自分の子供には同じように経験させず、よりよい大人になって貰う様に教育していくのが親の役目(勤め)なんじゃないかとも思ってしまいました。
なんて、少しセンチメンタルな気分になってしまい、世の中の全てのお子さんを社会が責任をもって大事に育てて、折角世の中に誕生した大事な血のつながりを閉ざさず、次に繋げていかないと行けないと思ってしまった。
いや〜、こんなことを思ってしまうなんて本当に年を取ってしまいましたね。
やれやれ。
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