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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2019年1月31日 (木)

本当に削らなくて良いのでしょうか?

最近とても多い相談があるのです。
最初にお断りしたいのですが、今回のブログは他の先生の悪口を言っているのではありません。
ご了承頂ければと思います。
口腔の病気では、口腔がん等の全身に転位する病気でなければ、命に関わる事は少ない箇所です。
(外科にて神経や血管を断裂してしまい、重大な状態になることは全国的に希に発生しています)

で、最初書いた通り、患者さんのセカンドオピニオン的な相談なのですが、他院にて歯の虫歯が神経にまで罹患(虫歯が大変深くて)していて、神経を抜かなければ行けないですよと説明を受け、怖くなって当院を受診する患者さんがとても多いのです。
ただ、X線を撮影してみると、神経まで深く罹患した虫歯どころか、虫歯すらも無いまっさらな状態の歯が多いです(つまり虫歯じゃなく、どこも悪くない)。
歯の表面は少し黒くなったり、汚れたりはしているのですが、それが虫歯が深い証拠にはなりません。
ですから、ご自分の大切な歯の事なのですから、必ずX線を撮影して確認した方が良いかもしれません。
勿論、浅い虫歯はいちいちX線の撮影は必要ないのですが、神経まで罹患してしまっていると言われた場合は確認なされた方が良いと感じます。
私の住んでいる郡山は歯科の受診率がとても低い地域と言われています。
こうした状況では歯科を敬遠されても仕方が無いのかなって感じます。
何度も言いますが、歯科では命に関わる病気ではありません。
そのため、担当の先生の診断や、やり方があるので、否定は出来ませんが、虫歯でも無い歯を「神経まで抜かないと行けない」と言い切ってしまうのは少しやり過ぎかなと思います。。
患者さんは、相当脅されていたのか、「ほんとに歯を削らなくて(抜かなくて)良いのですか?」と何度も執拗に聞いてきます(かわいそうに・・・)。

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