学術講演会
木曜日の7時半より郡山保健所4階大ホールにて奥羽大学教授の高橋慶壮先生が「歯内歯周複合病変の診断と治療」という演目で講演されました。
高橋先生という先生は、非常に熱血漢な感じがしました(笑)。
日本の歯科治療を受ける患者さんの90%以上は保険治療を選択していると思います。
また、これは私の勝手な思い込みなのですが、歯科という科は他の科(例えば内科や外科)に比べて、非常に患者さんに嫌われているという感想を持ちます(なぜなら、痛そうだから)。
以上の事を踏まえて、殆どの患者さんは出来るだけ早く、保険内の治療を望まれています。
そのため、治療の種類の選択を強制しては行けない事(倫理的には)なのですが、もし、自費の治療(保険以外の治療)を選択して頂いて、十分な治療期間を頂ければ治癒が出来る可能性がある場合が多いです。しかし(でも?)時間と治療費の兼ね合いで、保険治療での抜歯を選択せざろう得ない場合が多々あります。
でも、高橋先生の場合、治癒の為には抜歯よりも時間と、時には自費治療も厭わないような治療を行って抜歯を回避せよといった感じを私は感じてしまったのです。
高橋先生、誤解があったらすいません。
懇親会の時にもそういった話を高橋先生と話したのですが、「それは、そうかもしれないね」というご意見。
ただ高橋先生の診療に対する熱心な情熱には感動すら覚えました。
とにかく、治療スキル(知識も含めて)を上げるには、徹底的な記録(口腔内写真や動画)を行い、観察して、それについて論文で調べて、患者さんの次の治療に生かすという一連の流れを徹底的に行うしかないというご指摘には大賛成。
まだまだ興味深いご意見を沢山いただいたのです。
今後も、高橋先生のご講演を沢山聴いてみたいとおもいました。
それから、講演中に示された「外科手術に上達する法」という本がどうしても読みたくなってしまい、
大変失礼だとは思ったのですが、高橋先生のご講演中にスマホから注文してしまいました。
次の日の昼には届いて、直ぐに読みました。
凄くためになりました。
高橋先生、また色々とご教授くださいませ。
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