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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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2017年2月10日 (金)

自費診療は回数が掛かります。

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今回の書く治療の話しはあくまで当院でのお話です。
他の先生の所の歯科医院の話しではありません。ですので他院を受診なされている患者さんには全く関係の無いお話です(苦笑)。
今回は被せもの(いわゆる銀歯やさし歯)を作る際に、保険では削って、型を取って、噛み合わせを診て、顎の位置を確認(フェイスボウ・トランスファー)して、仮歯を入れます。次回技工士さんに作って貰った被せものを患者さんの口腔内で高さを調整し、技工士さんに研磨してもらいセット(装着する)というのが保険治療のパターンです。
もちろん、この型をとる治療の前に歯周病の治療を行って歯肉の状態を整えておくというのは言うまでもありません。
ただ、自費治療の場合は、上記で説明した一つ一つの行為を一回ずつ行って行きます。
①仮歯を事前に製作するための型どり及び歯の色調を確認
②仮形成(歯肉を圧排して、傷つけないように気をつけながら歯を削ります)&仮歯装着
③仮歯によって歯肉の状態が安定してきたのを確認してから圧排(歯肉の保護)をしてから型どり及び顎位(フェイスボウ・トランスファー)を設定後、再度歯の色調の確認
④試適(高さと噛み合わせの調和の確認、患者さんに歯の色を確認してもらう)場合によっては何度も行う
⑤試適によって出た指摘を技工士さんの最後の調整を加えて、患者さんのOKが出たら装着。
こうやってみてみても、保険なら2回ですが、自費治療だと最低5回は必要ですし、その1回、1回の間も1週間とか2週間とか開きますので、かなりの時間が掛かります。
そのため、自費の歯を来週までに入れたいといった要望はかなり困難となります。
昔は、保険の治療みたいに短時間で装着していたのですが、かなり審美的や機能的に無理が出る可能性があるので、危険を冒すのはやめました。
今はこのシステムにかなり満足はしているのですが、患者さんは大変ですよね。
すいません。